食育資格完全ガイド|資格全種類一覧・比較

各資格協会の食育資格をできる限りたくさんまとめました。全て掲載しきれてはいませんが、比較、参考に活用し、あなたに適した食育資格を見つけてみてください。基本的に通信講座で取得できるため、完全在宅で、サクッと学びきれるものも多いです。

 

食育で子どもの好き嫌いをなくせるかも

食育をしっかりと施すことで、子どもの好き嫌いをある程度改善できるかもしれません。好き嫌いは個性の一つであり、誰しも好きな食べ物や嫌いな食べ物は幾つかあるものですが、子どもの場合には、好き嫌いが体の生育や成長に影響するほど問題となる場合があります。

 

好き嫌いのせいで癇癪を起したり、食事にストレスを抱えたりするケースも非常に多く見られるため、好き嫌いをなくす方がより食事を楽しめるでしょう。食材の栄養や体への効果を理解したうえで食事の好みを持つことは悪いことではありません。

 

お子さんに食事の基本や健康のための自己管理を教えるうえでも、さらには固定観念や偏った知識で極端な食事をさせないためにも、食育の知識は役立つはずです

 

食育を家庭で行うメリット

正しいマナーで食事ができるようになる

食事のマナーは一般常識の部類に入ります。衛生的に食事することや周りの環境に配慮して食事や調理を楽しむことは、一見子どもに制限を課しているように見えながら、将来周りと上手くやっていくための準備です。もちろん、家でリラックスしている時に何かを食べることもあるでしょう。

 

何かを食べるときは、24時間人目を気にしていなければならないわけではありません。むしろ、正しいマナーで食べることは健康や一般社会での調和といったスキルや人間性に寄与します

 

食材への感謝ができる人間に育つ

食材への感謝は、食材の扱い方に表れます。食材をどう扱うかは個人の自由とはいえ、一般に、食べ物を粗末にする人は教養がないとみなされてしまいます。

 

外国に行けば、食べ物の扱いが日本とは違うためにカルチャーショックを受けることもあるかもしれませんが、あるものを出来るだけ無駄なく最大限に活用することは、食材かどうかに関係なく、活きていくのに必要なスキルです。

 

食育によって、どうすれば食材を無駄なく活かし、食べることへの感謝や認識を育てることが出来るでしょう。

 

自分で料理する大切さ&大変さを学べる

自分で料理できる人はそれほど多くありません。好みや生活スタイルが関係してるため、一概に料理できるかどうかでは人を評価できませんが、料理する能力や知識が大切になるのは、物が揃っていない環境に立たされた時です

 

今まで何も考えずに誰かが食事を準備してくれていたのが、進学や就職、事故や病気で大きく人生が変わってしまうこともあるでしょう。何かあっても生きていけるように教えることが親の務めです。食育は、食べるという人の生活に最も重要な分野で子どもを教育するのに役立ちます

 

食育資格一覧まとめ

食育健康アドバイザー(JSFCA)

日本安全食料料理協会(JSFCA)が提供する同資格は、食育基本法や外国における食育に関する取り組みなど、食に関する社会的な側面や、食事の献立や心に及ぼす影響、食事によって引き起こされる生活習慣病などの問題についても触れた、食育を幅広く取り扱っている資格です

 

食育資格を仕事に生かすための提案も多数取り上げられており、食育を生活のあらゆる分野で活用できる内容となっています。食育を、子ども達だけではなく大人のためにも役立つ教育として役立てられるでしょう。同資格は、カルチャースクールでの講師活動や食品メーカー、飲食店での勤務に活用できるとされています。

 

受験資格 なし
受験料 税込10000円
申請方法 WEB申込
受験方法 在宅受験
合格基準 評価点70%以上で合格
試験日程 毎年6回開催(偶数月に開催)

管理健康栄養インストラクター(JIA)

日本インストラクター協会(JIA)が提供するこの資格は、栄養素や食材の持つエネルギー、食品表示に関係する知識を取り入れることで、栄養面で健康管理に取り組むために必要な知識を身につける資格です。

 

人体のつくりや栄養素が作用する働きを学び、どの食材をどのように食べることが健康に寄与するか、生活習慣病を引き起こすのはどのような食事なのか、パッケージに表記されている栄養素や物質名は何を指しているのかに関する理解を深めていきます。いかに効果的な献立を計画し、日々の食事から効率的に栄養を摂取するかを学んでいきます

 

受験資格 なし
受験料 税込10000円
申請方法 WEB申込
受験方法 在宅受験
合格基準 評価点70%以上で合格
試験日程 毎年6回開催(偶数月に開催)

食育アドバイザー(JADP)

一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が提供する同資格は、食育に関する基礎知識を習得し、食育活動が行っていけることを証明する資格です。栄養学や食材の調理方法、安全な食材を見分けるための基礎的な知識や、食育の大切さや実践を伝える方法、食育について指導していくためのノウハウを学びます。

 

食品の安全管理や衛生面に関する法律や、実践する衛生管理も学び、より安全で効果的な食生活を営むための知識と、それを人に指導していく方法も含まれています。初めて食育を学ぼうとしておられる方にもおすすめの、食育全般を扱った資格です。

 

受験資格 なし
受験料 ネット口座申し込みで36000円+受験5600円
申請方法 WEB申込
受験方法 在宅受験
合格基準 評価点70%以上で合格
試験日程 随時

食育実践プランナー(ユーキャン)

ユーキャンが提供するこの資格も、食育に関する全般的な知識を扱った実践のための食育資格です。健康的な食事への関心の高まりを受けて、健康を考えた食事作りをサポートする知識を身に付けます。

 

一般社団法人日本味育協会の認定資格でもあり、子どもから大人まで役立つ食育の知識や実践のためのノウハウ、指導していくために必要な知識を証明する資格となっています。ユーキャンならではの特徴として、豊富なテキストによる徹底的な解説や、丁寧な添削課題による指導、在宅での資格試験などによって自宅で学習も受験もお手軽に行えるなどのメリットがあります。

 

受験資格 なし
受験料 税込39000円
申請方法 WEB申込
受験方法 在宅受験
合格基準 評価点70%以上で合格
試験日程 随時

食育インストラクター(NPO日本食育インストラクター協会)

食育を基礎から学び、インストラクターとして食育を推進するために必要な指導力やノウハウを学んでいく資格です。この食育インストラクター資格で特徴的なのは、「プライマリー」「4級」「3級」「2級」「1級」に分かれていることで、それぞれレベルに応じてより深い知識が試される資格となっています。

 

食の安全や食材の栄養といった基本的な知識から、食糧問題や環境問題まで様々な分野での知識が試されます。4級以上への受験は研修が必要で、3級以上は管理栄養士や調理師などそれを専門に就業する方が付加的に取る資格といった位置づけのようです。筆記試験と調理実技試験、食育メニュー提案や活動報告書の提出などが含まれる試験もあります。

 

受験資格 プライマリー:協会が定める一定の内容の通信教育講座を修了
受験料 税込39900円+認定証6480円
申請方法 WEB申込
受験方法 在宅受験
合格基準 非公開:易しい
試験日程 講座受講のみ

フード・インストラクター(NPO法人みんなの食育)

この資格が特徴的なのは、「野菜編」「畜産編」「穀類編」「魚編」「くだもの編」と食材別に深く学んでいく内容です。食の楽しさ、食の重要性を伝えていくことを目的とした資格ですが、食材別に深く学んだ知識を応用して、健康的な食生活に必要な献立を考案する力を養います。

 

試験がないことも特徴で、それぞれの食材のテーマ別に用意された講座を受講し、課題レポートを提出して合格点を取ることを目指します。ABCDのうちC以上の評価で認定証が発行されるシステムとなっています。食材に関して特別深く学んでいきたいという方におすすめです。

 

受験資格 なし
受験料 税込85000円
申請方法 WEB申込
受験方法 在宅講座のみ
合格基準 試験なし
講座日程 添削回数4回

食育スペシャリスト(NPO法人みんなの食育)

食育の中でも、特に献立提案やメニュープランニングを主に学んでいく資格です。飲食業界や食品メーカーで働く方にとって役立つ資格であり、商品企画やプロデュースなどで力を発揮する内容となっています。

 

大人の食育を扱っていることも特徴で、生活習慣病やメタボ予防に役立つ食事や、アンチエイジング効果のあるメニューなどを考えるためのアイデアを学びます。食器・調理器具の正しい使い方や、食事の際のマナーなども含まれた非常に実践的な内容です。

 

受験資格 なし
受験料 入学金32400円+授業料276914円
申請方法 WEB申込
受験方法 32時間受講
合格基準 非公開
試験日程 講座受講と認定試験

食育栄養インストラクター(全国栄養士養成施設協会)

食育の基本理念から始まり、食育基本法や食育推進基本計画などの概念や法的な考え方、食文化と日本の伝統的な食事、食品の歴史的な変遷も垣間見る幅広い内容を扱うのが同資格です。

 

地産地消や旬の食材を取り巻く環境や取り組み、外国の食生活と比較した日本食の特徴、食の安全と安心のためにどんなシステムがあるか、安全性と危険性の境目や添加物の存在、消費期限・賞味期限について詳しく見ていきます。

 

施設や設備における衛生や安全とは何か、安全な保存方法やアレルギーに関する情報も学びます。献立や栄養素も扱い、食に関することはほとんどすべて扱う、教養が試される資格です。

 

受験資格 養成施設に在学する学生(卒業生も含む)
受験料 不明+受験費用4000円
申請方法 養成施設において「食育栄養インストラクター資格認定に必要な授業科目」を受講(見込みを含む)のうえ、社団法人 全国栄養士養成施設協会 栄養士実力認定試験を受験し「認定証A」を取得。
受験方法 極めて限定的
合格基準 非公開&不明
試験日程 不明

食学士・準食学士(IFCA国際食学協会)

食学士・純食学士は、「食学」についての知識や技能を証明する資格です。“人々の健康を促す食生活の知恵”が食学であり、食育との厳密な違いは定義されていないものの、レシピや栄養学、日本伝統の食事などの食の知恵全般を身に付けるのが同資格です。

 

実習カリキュラムが特徴で、「食の智徳の一番の出番は調理場である」「実例数を数多くこなすことこそが一番の実習」との理念に基づき、ひたすらに実践を重ねながら実習を行います。認定校で一定の受講を修了した人だけが試験を受けられる講座一体型の資格です。

 

準食学士の試験を受けるにも、同協会が定める食学A級、美容食学A級、マクロビオティックA級のいずれかに合格している必要があります。

 

受験資格 18歳以上(各講座の受講を修了した人)
受験料 高額:食学A級230000円+A級検定受験料10000円(他23万円の講座2つ以上受講必須)
申請方法 WEB申込
受験方法 在宅受験
合格基準 非公開
試験日程 随時

フードコーディネーター(NPO法人日本フードコーディネーター協会)

食のブランドやトレンドを作っていく開発や演出の分野でのスペシャリストがフードコーディネーターです。食に関して新たな価値観を提唱するクリエイターとして活躍できるよう、マーケティングやデザインの知識も身に付けます。

 

新商品の開発やメニュー開発、卸売り用のパッケージングや家庭向け弁当の開発、新しい食べ方やレシピ、食品の販路や顧客の開拓、店舗や厨房のデザインなど、食に関するビジネスを担っていくための知識が問われます

 

写真撮影やメディア選定などの制作やウェブサイトの作成、空間コーディネート、イベント運営など、食を演出する分野で必要とされる知識や技術を身に付けていることも証明します。

 

受験資格 3級:中卒以上
受験料 一般:受験料11000円+認定登録料21000円
申請方法 WEB申込
受験方法 都市部で受験
合格基準 非公開
試験日程 年1回(東京・名古屋・大阪・福岡)

 

好き嫌いがある大人にも食育が必要

食わず嫌いは子どもが真似する

大人の価値観はすぐに子どもに伝わってしまいます。食べ物の好き嫌いも、子どもに尋ねてみると「親が苦手だったから」ということも珍しくありません。そういった大人自身が食育を受けてこなかったこともあるでしょう。

 

栄養を考えたうえで食材を選んだり、多少の好き嫌いで選り好みすることもあるかもしれませんが、すべての食材には人体に必要な栄養が含まれていることを理解していなければなりません

 

ファーストフードや甘いものを好まないといったことであれば、むしろ体に悪影響がないため問題とはなりませんが、特定の野菜や畜産物を好みだけで徹底的に嫌ってしまうと、将来的に健康に問題を抱えることになります。

 

食べ物に気を使ってこなかったことで病気を抱えてしまう人がどれほど世の中にいるかを考えると、分の好き嫌いが子どもに“遺伝”してしまうことは避けたいものです

 

生きるのに不便にならないように

前述の好き嫌いや食事のマナーは、大人になってからの方が問題となります。子どものころは親が許していてくれたことが、ひとたび社会に出れば厳しい批判の目にさらされることもあります。そのような場合に、生きづらさやストレスを感じるのは周囲ではなく本人です。

 

誰も、食事に関してちょっとしたことや一般常識を教えられていなかったために不便に感じる思いはしたくないでしょう。

上手に生きていくために、食事のマナーや苦手なものでもそれなりに食べていくのは“技術”です。

 

好きでないものを自分なりに上手く取り入れること、好みでなくても一般にマナーとされることを、ふさわしい場だけでも周囲に合わせられることを学んでいくと、社会に出てからの苦労も減るかもしれません。

 

過剰な好き嫌いは人間性を疑われる

なぜなら、あまりにも拒絶したり感情的な反応を見せることは、社会に馴染めない極端な思考の持ち主であることや、上手くバランスを取れないことを連想させるからです。もちろん、好き嫌いがあること自体は普通です。

 

人の数だけ個性があるため、誰しも好きな食材とそうでないものがあるはずです。しかし、それしか食べられないというような状況で頑として食事を拒否したり、癇癪に近いような反応を見せる場合、一般に責任感の無さや危険性を感じてしまうものです。

 

「嫌いなものでもある程度は我慢できる」「好き嫌いはあるものの他人の好みに関して理解は示す」といった、社会で生きていくのに必要なスキルを培う方がよほどストレスなく生活できるでしょう。

 

食育資格で専業主婦のスキルアップに

専業主婦の立場にある方でも、食育資格を取得することでスキルアップや日々の食卓のレベルアップに役立つでしょう。専業主婦は家庭の食卓のプロであるからこそ、今までの方法やご自身の親に教えられてきたことに慣れてしまっていることがあります。

 

ご自分がよく知っていると思う分野で学習することで、目からうろこの情報に出会えるかもしれません。

食材の扱い方や下ごしらえ、味付けや調理方法に関してひと手間を加えるだけで、見違えるように美味しくなる料理もあります。

 

給食づくりなどの仕事にも食育資格が役立つ

給食作りなど、よりプロフェッショナルな現場で従事しておられる方にも食育資格は役立ちます。食事に関する基本だけでなく、子どもたちにどのように好き嫌いをなくさせるかや、食事のマナーを教える方法、苦手な食材を美味しく食べさせるノウハウは、学校という特殊な環境でこそ力を発揮します。

 

家庭で苦手だったものが、学校で美味しい調理で出てきたために好きなることもあるでしょう。子どもたちに大きな影響力を持つ教育現場でこそ、食育の知識や技術を活用したいものです