幼児食資格は、主催会社、通信講座によって取得できる資格がいくつかあります。 諒設計アーキテクトラーニングの幼児食マイスターやベビーフードインストラクターだけではなく、 JADPの幼児食インストラクターや、母子栄養協会の幼児食アドバイザーなどもあります。
目次
幼児食資格で学べることはほぼ同じ
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幼児食資格は下記のように名前の紛らわしいものが複数あります。 これらの資格取得に際しては、通信講座を受講して自宅で学習するのが一般的です。 どの講座でも学ぶことはほぼ同じで次のような事柄です。
- 子どもの体と心の発達
- 成長の段階に応じた食事とそのレシピ
- 子どもに必要な栄養素や栄養バランス
- アレルギーへの対応
- 病気時の食事のケア
- 食事のしつけ
- 偏食や遊びへの対応
- 子どもの食を取り巻く環境
以上を知識として有し、かつ実践してアドバイスできることを目標に掲げています。
中には講座の受講と課題提出だけで、無試験で資格取得できるものもあります。
在宅学習なので育児中の方でもマイペースで続けられるメリットがある反面、 モチベーションが下がる、一人だと怠けやすい、購入しても勉強しなかったらもったいない、 などのデメリットがあります。 ただ学習そのものは容易で誰でも受講でき、1日30分程度勉強すれば十分資格取得が可能です。
おすすめ度高い順ランキング・ベスト3
幼児食マイスター
日本安全食糧料理協会(JSFCA)が認定している民間資格です。 子どもの成長に伴う食づくりの実践とアドバイスをします。 幼児の心と体の発育についての知識を有し、栄養バランスや好き嫌い、手づかみ食べや遊び食べ、アレルギー対応と病気時のケア、食事中のしつけなど、幼児の食に関わるすべての事柄のトータルアドバイザーの役割を果たします。
通信講座で学習したのち在宅で認定試験を受験、7割以上正答すれば合格です。 全て在宅でできるため、育児真っ最中の方でも簡単に資格が取得できます。 資格取得された後は、ご自身の子どもに対して有益なだけではなく、広く子どもの食育や、調理・保育の現場で活躍できるチャンスがあります。
栄養士や保育士、歯科衛生士などの方と連携しての仕事も可能です。 また、こうした資格をすでにお持ちの方のスキルアップとしてもおすすめです。 食にまつわる関心が高まっている昨今、少子化により子どもに対する食にも注目が集まっています。
幼児食マイスターは子育て現役世代に限らず、おばあちゃん世代になっても、若い保育や食育の現場で活躍が期待される資格の一つです。
ベビーフードインストラクター
日本インストラクター技術協会(JIA)が認定している民間資格です。 子どもの成長に伴う食事に対する知識を持ち、季節や行事に合わせた献立の立案や実践ができます。 赤(筋肉を作る)・黄(エネルギーになる)・青(体の調子を整える)の栄養バランスを生かし、その子の心と体の発育に合った食事つくりをします。
幼児食アドバイザー同様、通信講座で学習したのち在宅で認定試験を受験、7割以上正答すれば合格です。 資格取得により自身の子どもの食事のバリエーションが増えたり、栄養バランスが良く見た目のかわいらしい食事が作れる、ママ友に行事食つくりのアドバイスができる、などの成果が表れます。
さらにはベビーフードのブログを作ったり、自宅やカルチャーセンターでセミナーを開く、市販のベビーフードの商品開発に携わる、など活躍の場を広げている方もいます。 子育て現役世代に限らず、おばあちゃん世代になっても活躍が期待できるのは、幼児食マイスターと同じです。
また、現役の看護師さんなどすでに資格をお持ちの方のスキルアップとして取得する場合もあります。 仕事の幅の広がる資格の一つです。
幼児食アドバイザー
一般社団法人母子栄養協会が認定している民間資格です。 幼児食マイスターやベビーフードインストラクター同様、子どもの成長に伴う食つくりの実践とアドバイスができるため、現役子育て世代に注目されている資格の一つです。 また、栄養士や保育士、歯科衛生士などがスキルアップのために取得することもあります。
幼児食アドバイザーやベビーフードインストラクター同様、通信講座での学習で取得を目指しますが、1日だけ、もしくは半日×2日間の教室での受講が必要です。 受講会場は東京か大阪、日時も決まっています。 しかも基本的に子連れはNG(午前中半日×2日間は子連れ可)です。 会場内に託児所もありません。
その代わり、この受講と通信講座での課題がクリアできれば試験なしで自動的に認定されます。 しかし、育児真っ盛りの方や忙しい方の場合、受講はちょっと厳しいかもしれません。 ずっと在宅で試験合格まで頑張るか、それとも1日だけ受講して後は試験なしで合格するか。 ご自身の事情に応じた幼児食資格を選びましょう。
幼児食の受講料比較ランキング
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1位:諒設計幼児食資格2資格同時取得(79,800円)
ベビーインストラクターの資格を取りたいなら、「幼児食マイスターW資格取得スペシャル講座」の受講がお得です。「幼児食マイスター」と「ベビーフードインストラクター」の2つの資格が試験免除で取得できるからです。費用は79,800円ですが、添削課題、問題集、卒業課題などがセットで含まれ、課題のすべてにクリア出来れば自動的に2資格同時取得できます。
講座名 | 幼児食資格・スペシャル講座 |
受講料 | 79,800円(一括)
3800円(24回分割) ※分割初回3891円 |
期間 | 6カ月 |
受講資格 | なし |
提出課題 | 添削5回+卒業課題1回 |
取得資格 | 幼児食マイスター
ベビーフードインストラクター |
2位:幼児食インストラクター(約4万3千円)
費用には小児科医と管理栄養士監修のテキストとDVD、添削問題集、開業サポート本などがセットで含まれています。受講すると専属サポートスタッフがつくので勉強の相談に乗ってくれます。
受験資格 | なし |
受験料 | ネット申し込み限定税込36000円+受検5600円 |
申請方法 | WEB申込 |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 評価点70%以上で合格 |
試験日程 | 随時試験可能 |
3位:幼児食アドバイザー(約4万円)
他の通信講座と違い、1日もしくは半日×2日間の教室受講が必要です。その代わり試験は免除で資格取得できます。費用には受講費、テキスト、レシピブック、認定証、認定バッジ、資料集、エプロンが含まれています。
受験資格 | なし |
受験料 | 税込41040円 |
申請方法 | WEB申込 |
受験方法 | 在宅調理課題・在宅筆記受験 |
合格基準 | 不明:再提出何度でもOK |
試験日程 | 1日受講後随時 |
幼児食資格で学べること
1.離乳食と幼児食は違う
離乳食と幼児食は似ていますが、ちょっと違います。 母乳やミルクだけだった食事から、固形物が食べられるようになるまでの間の、 移行期の食事をいいます。 噛まなくてもいいようなドロドロベチャベチャした食事で、生後5~6か月から約1年間続きます。
しかし、この1年間の成長はすさまじく、それに合わせて離乳食の内容もどんどん変わっていきます。 わかりやすいのが、おかゆの変化です。 はじめは重湯だったのが徐々に3分がゆ、5分がゆ、全がゆと固形度が高くなり、 最後は柔らかく炊いたご飯が食べられるようになります。
離乳してから大人と同じものが食べられるようになるまでの間の、移行期の食事です。 ただし、まだ母乳やミルクを続けながら幼児食を摂る子もいるので、完全な線引きはできません。
幼児食もその子の心と体の成長に応じた食事なので、内容が変化していきます。 最近は離乳食の段階が過ぎるとすぐに大人と同じものを食べさせて良いのだと思い、 甘いお菓子やしょっぱいスナック菓子などを与えてしまう親がいますが、 本来幼児期の食事は薄味であるべきです。
外食や市販のお弁当などは忙しいママにとってありがたいですが、概して味付けが濃いめです。 幼児から濃い味付けに慣れてしまうと、生活習慣病発生のリスクが高まるといいます。 面倒でも一回湯通しをする、あるいは幼児用の食事を選ぶなどの配慮が必要でしょう。
また大人と同じ食材が食べられるようになっても、小さく切り分けたり硬さを調節するなど、 子供に合わせた工夫をしなくてはなりません。 ほかにも、
- 栄養バランスを考える
- 色彩を工夫して偏食をなくすよう心がける
- 自分でスプーン等を使って食べられるようにする
- 3食規則正しく食べる
- 孤食にしない
などなど、食を取り巻く環境を整えてあげることも大事です。 幼児食資格の教材には、これらすべてが網羅されています。 逆を言えばこうした幼児の食を取り巻くすべてがわかって 初めて資格が取得できるのです。
2.食物アレルギー対策は重要
近年、子どものアレルギー疾患が非常に多くなっています。 特に乳幼児期に現れやすいのが、食物アレルギーです。 アレルギー症状は下痢や嘔吐、腹痛といった消化器に影響の出るものや、 湿疹や蕁麻疹といった皮膚に症状の出るもの、 咳が出たりヒューヒューといった喘息のような音が出る 呼吸器に影響を及ぼすものなどさまざまです。
中でも怖いのはアナフィラキシーです。 消化器や呼吸器などの反応が同時に起こってショック状態となり、 場合によっては命を落とす危険があるからです。 こうしたことから幼児食資格の講座では、子どもの食物アレルギーに関する学習は必須です。
幼い子どもの健康を守るためにも、食物アレルギーに対する理解を十分深めましょう。
3.病気の時でも食べられる幼児食レシピを学べる
子どもは突発的に熱を出したり、お腹を壊したりします。 体調がすぐれないときは、その状態に合った食事が必要です。 例えば高熱のある時は、熱でエネルギーを消耗しやすいので、 たんぱく質やエネルギーのあるものを与えます。
かといって脂っこかったり刺激の強いものはNGです。 消化が良くて体に優しい卵のおかゆや、リンゴのしぼり汁、 くたくたに煮たうどん、麩の煮つけなどがいいでしょう。 お腹を壊した時には水分を補給します。 冷たいジュースなどではなく、温かい野菜スープの上澄みなどがいいでしょう。
赤ちゃんや乳児のための必須スキル
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どの講座でも、赤ちゃんや乳児の生態を全く知らない方でも学べるように、 子どもの成長に合わせた食との関わりを丁寧に解説しています。
例えば、2歳ごろには自我が芽生えるため食事も自分で食べようとするが、 うまくいかずに大暴れすることがある 幼児食だからといって柔らかいものばかり食べさせるより、歯やあごのためにも、ある程度噛み応えのあるものを食べさせることも必要 といったようなことが学べます。
しかも問題行動の時にはどうしたらいいか対策も練られていますから、 今我が子にてこずっているママはもちろん、これからママになる方にとっても役に立つ知識が満載です。 もちろんすでに子育てを終えられた方にとっても、自分の経験と合わせてアドバイスできます。
資格が多い方が仕事にも生かせる
例えば保育士の方が幼児食資格も持っていれば、保護者の方にご家庭での食事についてアドバイスできたり、 保育園での給食やおやつにも細かい目配りができます。 看護師の方が幼児食資格も持っていれば、病児食について栄養や調理の仕方はもちろん、 食べさせ方の工夫なども保護者に直接にアドバイスできます。
このようにダブルで資格があれば、今の仕事をもっと深く、かゆいところに手が届くような形で掘り下げられるうえ、 仕事の幅も広がります。 一般的にいっても資格が1つよりは2つ、2つよりは3つと多いほうが、より仕事に生かせます。
幼児食についての資格が欲しいと思ったら、1つの講座受講で同時に2つの資格が試験なしで取得できる、 諒設計アーキテクトラーニングの「幼児食マイスターW資格取得スペシャル講座」がおすすめです。 在宅で学ぶだけで「幼児食マイスター」と「ベビーフードインストラクター」の資格が自動的に得られるのですから、なんだか得した気分です。