カラーセラピー&心理カウンセラー資格完全ガイド

心理的なリラックスのために役立つカラーセラピー資格、心理カウンセラー資格が活用できますが、同時に学べば重複する分野は同時に学習できます。まずは資料請求することをおすすめいたします。

 

目次

色でリラックスできるのはなぜ?

色には興奮作用をもたらす系統および、鎮静作用をもたらす系統が存在します。見てリラックスできる色とは、青や紫などの系統。精神の安定や爽快感を与え、また疲労した身体を安らげる効果もあります。 人間は日々、あらゆる色に囲まれて生活しています。

 

たとえば「水色=空、海」と連想した時、何だかリラックスした気分になるのはまさしく色の効果によるもの。当然色によってリラックスしたり、逆に情熱的になったりとさまざまですが、それだけ色と言うものは人の精神に大きく作用するものなのです。

 

水色やパステルカラーのような淡い色は心を落ち着かせる効果があるため、精神にプラスの影響を与えてくれます。

 

色を見てリラックスしたと感じた時、それは色が持つ色彩効果のおかげだと言えます。カラーセラピー資格を取得して、自分の心を色でリラックスさせられれば、それだけでストレスを減らして、日々の生活も有意義に送れるようになるでしょう。

 

カウンセリングと色の関係

カウンセラーの服装で話しやすくなる

カウンセラーの下を訪れる相談者は、当然ですが何かしらのトラブルを抱えています。その度合が強いほどナイーブな状態であるため、カウンセラーの言動1つ1つにも敏感に反応してしまうことがあります。 色も無関係ではありません。

 

たとえば、とても立腹するほどの問題を抱える相談者にとって、赤やオレンジなどの警戒色・興奮色は血圧を上げるだけです。落ち着いた状態でカウンセリングを受けてもらう上でカウンセラーが気を遣うべき点の1つは「服装」です。 赤系統の色には自然と目が行ってしまうものです。

 

目立つし、何より興奮を与える色なので、カウンセリング中にどうしても相談者がヒートアップしてしまいます。 赤やオレンジと言ってもワンポイントだから大丈夫、とは思ってはいけません。その色の面積が広いほど目立ちますし、繰り返しますが興奮を呼び覚ますだけです。

 

カウンセラーはまず、相談者の気持ちを慮ることが重要。色1つで相手の精神や感情が高ぶってカウンセリングがうまくいかないおそれがあるからです。

 

もちろん服に限った話ではありません。ペンやファイル、書類などにも細心の注意を払う必要があります。興奮色を室内からすべて排除するのは困難だとしても、取り除ける要素はすべて除去しておくべきです。

 

目に見えるもので気分は変わる

たとえば猫の写真があった時、仮に相談者が猫好きならば、おのずとその人の心は和むでしょう。好きなモノ、癒されるモノを目にした時、人の心は自然とほぐれるものです。 色も同じ。相談者の目に映るすべての色は、無意識化でその人の精神に大なり小なり影響を及ぼすからです。

 

興奮気味の相談者の視界に「空」「海」などの鎮静色を伴う情報を見せた時、その人の心はおのずと緊張から解放されて穏やかになっていきます。室内に青や水色を配する、あるいはカウンセラーが意識的に鎮静色のフリップを見せるなどして相談者の感情を鎮めることが重要です。

 

モノでも色でも、相談者の精神状態いかんでその人の気分はいくらでも変わります。カウンセラーを頼るほどナイーブな状態ですから、なるべく落ち着いた状態でカウンセリングを受けてもらうのがベター。

 

色やモノ、カウンセラー自身の言動などなど、相談者の気分を穏やかな方向へ持っていく措置や気遣いが必要です。

 

カラーセラピーを身につけるためには、色の知識だけでなく、相談者との対応、接客、トークなどが大切なため、しっかりとカラーセラピー資格講座で学んで実務をこなせるようにしましょう。

 

持ち物も色を工夫してリフレッシュ

先の内容と重複しますが、カウンセラーの持ち物や室内の配色次第で相談者の感情は多少なりとも影響を受けます。 それに加え、相談者に対して「今後はなるべく赤色の持ち物は持たない方が良いですよ」などとアドバイスしてあげるのもポイント。

 

相談者本人の持ち物やその色がその人の心に悪い影響を与えていることがあるからです。 相談者は「たかが持ち物」と思うかもしれませんが、色が人間の心理に与える影響は決して小さくありません

 

持ち物を替えてみるだけで気分がよくなり、何となくリフレッシュできた気になるものです。それに専門家からのアドバイスとあらば素直に聞き入れる人も多いので、リフレッシュ目的でのアドバイスは特に有効です。

 

心を落ち着かせる色合いとは

「水色」で安心できる

水色は「寒色」「沈静色」に分類されます。「寒」の文字が使われていますが、実際は涼しさや心地よさ、クリアな印象、安心感、リラックス効果など、心身を落ち着かせる性質を持っています。 海や空のイメージと結びつきやすい水色。

 

プレゼン前で緊張している、何か不安や悩みがある、気持ちが高ぶっているなどの場合に水色に触れると、気持ちが楽になって安心感を得られます。 駅のホームや電車の色などに水色が使われているのはもちろん、飛び込み自殺を防ぐため。

 

水色を見せることで無意識化に働きかけ、リラックスさせて思いとどまらせる狙いがあるわけです。

カウンセリングにおいてもっとも取り入れたい色も水色。相談者が気持ちを落ちつけてカウンセリングに臨めるよう、あえて相談者に見える位置に配色するのも効果的です。

 

「緑色」は心の余裕ができる

緑色は「安心」「安定」「調和」「穏やか」などの心理効果を及ぼします。心の余裕を得る上でも効果があり、心理的な緊張がほぐれてリラックスできます。 一般的に緑=森林や木々などを連想します。森林浴をすると心が落ち着いてリフレッシュできると言われますが、緑と言う色が心理に影響を与えている好例です。

 

また、肉体的な疲労を抱えている時にも効果は絶大。何となく身体が軽くなったように感じられ、やはりリフレッシュ効果が得られます。 心の余裕と関連して、「他者の意見を聞き入れる」と言う効果もあります。

 

相手を尊重して意見に耳を傾けるようになれるため、ビジネスシーンで取り入れたいところです。

また、自分に素直になれる、視野を広げるなどの効果も。心の余裕と安寧を得られる色彩として緑の効果は大きいと言えます。

 

「虹色」は気分転換に最適

虹すなわちレインボーは7色で構成されています。見ているだけで楽しい気分になり、ワクワクやハッピー、ラッキーと言った感情を起こさせる効果があります。 塞ぎこんでいる時に虹色を見ると明るい気分になるため、気分転換したい時に目にするのがおすすめ。

 

虹色から連想されるイメージとしては、未来、希望、明るさ、楽しさ、太陽など。前向きで活力があり、充実感にあふれる自身の姿を思い浮かべることもできるでしょう。 雨上がりに虹が出現すると思わず見入ってしまい、楽しくなった経験はありませんか。

 

めったに見ることのできないものを目にした高揚感、そして、虹の色彩効果とで余計にワクワクしてきます。このように虹色は気分をハイにさせ、また意図せずして気分転換できるカラーとしてプラスの効果を与えてくれます。

 

ストレスフルな時に良くない色合い

「黒色」は気分が落ち込みやすい

重厚感や威圧感を抱かせる色彩・黒。他の色に与える影響が大きく、暗い印象やダークなイメージとも結びつきます。 暗い気持ちになることから、落ち込んでいる時に目にするのは逆効果。また、黒を見つめていると塞ぎこんでしまうのも黒の色彩効果が関係しています。

 

黒にはポジティブ・ネガティブの両イメージがあるのが特徴。前者は高級、神秘的、威厳、自信、後者は恐怖、孤独、闇、不吉など。黒猫やカラスはその体色から忌み嫌われることもあるほど、どちらかというとネガティブなイメージが先行してしまいがちです。

 

気分が落ち込んでいる時、あるいはストレスを感じている時に黒は避けるべき色。黒が好きと言う人もいますが、黒が心理に与える影響はやはり、マイナスのものが多いからです。 人間関係の観点から言えば、黒は他人を寄せ付けない効果があります。

 

人づきあいが煩わしい時、1人の時間を作りたい時、黒を効果的に取り入れて他者をシャットアウトできます。

どちらかと言うとネガティブイメージがつきまとう黒ですが、威厳を見せたい時に用いると効果的。より重厚な印象を周囲に与えることができます。

 

「紫色」は不安が大きくなる

沈静色に分類される紫。ポジティブ・ネガティブ両方のイメージを持たれます。怒りや悲しみを癒す効果があると同時に、不安を増大させることも。何だか言いようのない不安に駆られた時、紫が関係しているかもしれません。 また、食欲が落ちる色としても有名。

 

見ているうちに食欲が減り、不安感までも抱くことだってあり得ます。他方、感情の乱れを抑制するなど心身に良い影響を与える二面性を持つ不思議な色。 紫にネガティブなイメージが持たれ、そして、実際に悪い影響を及ぼす理由として、闇や暗さを連想させることが挙げられます。

 

これらは不安や精神の不安定、孤独感を誘発し、沈んだ気分をもたらす要素。紫が好きでファッションに取り入れているような人は、知らないうちに気分が滅入っている可能性が否定できません。 高貴な色として古来から神聖視されてもいる紫ですが、鬱々とした気分にもさせるなど不思議な効果があるのは確かです。

 

「赤色」は闘争心が強くなる

赤は興奮色や警戒色としてお馴染み。日常でも、たとえば文字を目立たせたい時に赤で強調するなど、確実に人の目をひく手段として用いられています。 とりわけ燃えるような赤は闘争心を刺激し、気分を高揚させます。

 

適度な闘争心は元気をくれたり競技で役立ったりするなどアドレナリンの分泌を促しますが、喧嘩や反社会的行為に走るなど過剰に反応してしまうおそれも。 また、赤は勝気や目立ちたがり屋、ナルシストと言った負の面を表す色でもあります。

 

こうした人は良くも悪くも目立つため、常に周囲の目にとまりやすいと言えます。 この他、赤は欲望を刺激することでも有名です。官能的・挑発的になりやすく、食欲増進を誘発する効果があることも分かっています。

 

目をひき関心を集める赤。ポジティブ・ネガティブ両方の面を持ち、パワーを与えてくれる色として古くから人間の本能に訴えかけてくる色なのです。

 

カウンセラーを目指す人におすすめ

色が人間の心理に与える影響に興味があるなら、カラーセラピスト資格を取得するといいでしょう。 心と色との関わりを深く学び、悩める相談者をサポートすることができる魅力的な仕事です。心のストレスは時として、相談者が認識している以上に深刻な場合があります。

 

彼らが選んだ色からその心理状態を読み取り、カウンセリングによって解決を図るこの仕事は今後ますます需要が伸びると思われ、心理的に悩む人の心強い味方となります。 日本能力開発推進協会認定の「カラーセラピスト」が代表的。

 

「色が意味する心理状態を理解し、相談者を癒すセラピスト」と定義されています(協会HPより)。まさか色が人を癒せるのか、と思ったかもしれませんが、それだけ色は人間の心理に大きな影響をもたらすもの。

色とカウンセリングの専門家として悩める人たちを癒す、とても魅力的な資格ではないでしょうか。

 

自他共にメンタル面を調整できる

自他とも 人を癒すスキルを持っているわけですから、当然自分自身の心のストレスにも対処できます。ストレスを抱えないのがベストとは言え、現実的にはほぼ不可能。いざ心理的負荷を生じた時に自分自身で対処できるかどうかで、その後の心理状態や生活が大きく変わってきます。

 

それに、色は日常生活で必ず目にするもの。色とは切っても切り離せない日常を送っているわけですから、自身の心をセルフケアするのはさほど難しくはありません。 他人を癒し、また自分自身をも癒せるなんて、考えてみればとても特殊。

 

それゆえにメンタルを調整してストレスから解放できるスキルは重宝されるし、たくさんの自分も含めて多くの人を癒すことに繋がります。

今後ますます心にストレスを抱えやすい時代が到来します。色と心理の関係を熟知した専門家として、メンタルケアに貢献できる人材を目指しましょう。