タイ古式マッサージ資格を仕事に生かすためのノウハウ完全攻略

大々的にマッサージを標榜できず、効果も断定して言えないというタイ古式マッサージ。タイ古式マッサージ資格を取得した場合に、施術をして利益を得る場合に必要なノウハウや集客、施術方法に関する情報をまとめました。タイ古式で利益を出したい方は、是非参考にしてタイ古式マッサージ資格も取得してみてください。

 

目次

股関節や肩関節周辺をほぐせるように

身体の不調の多くは関節や筋肉と関係しています。股関節や肩関節、およびその周辺はトラブルを生じやすい部位。放置すると炎症が起こるなど決して見過ごせません。 姿勢の悪さはこれらの関節にダイレクトに影響を及ぼします。動かそうにも筋肉がこわばって動かせない、なんてことも珍しくないのです。

 

放置するほどに健康の質が落ちていくため、不調を感じた時に対処するのがベスト。タイ古式マッサージを習得すれば、自分はもちろん他人の不調を取り除けます。どうにか凝りや痛みを改善しようと我流に走ったり、誤った方法で治そうとしたりしても、治るばかりか悪化するおそれも。

 

けれどタイ古式マッサージの力を借りればそれらのトラブルが改善される可能性は高まります。 関節やその周辺をほぐすのは難しくありません。きちんとした方法を実践すれば不調から解放され、健康的な生活が待っています。

 

肩こり対策を提案しよう

肩こり予防教室は需要も高い

昔も今も、肩こりに悩む人は大勢います。10代や20代の若者の中にも肩こりを訴える人がいるほど、とてもメジャーな症状です。 そうした状況ですから、肩こりを解消してくれるスキルを持った人は重宝されます。

 

また、肩こりになりたくない人にとってもそれは同じ。肩こり予防教室があればいいのに、と思う人はいるでしょうから需要はあります。 人によるものの肩こりの症状は深刻な場合があります。ひどければ頭や目、首などに痛みが生じるため、発症する前にいかに予防できるかがカギとなります。

 

現状では肩こり予防教室は多くなく、見つけること自体が難しい状況です。公民館や福祉施設などで定期的にこうした教室を開けば、地域の人の癒しの場としての機能が期待できます。かつて肩こりに悩まされていた、あるいは現在進行形で悩んでいる人ほど興味を持って来訪してくれるでしょう。

 

「肩こり解消セッション」としてビジネスできる

肩こり予防教室のような集まりは需要があるため、来訪者が多ければ多いほどビジネスとして成立させられます。お金を払ってでも肩こりになりたくない、どうにかして肩こりから解放されたい人にとって、こうした教室は非常にありがたい存在。

 

うまく軌道に乗せて収益化できれば資格を活かせるし、多くの人を癒すこともできて一石二鳥です。 教室を開くも良し、どこか施設を借りるも良し。広告を出すなどして集客すると良いでしょう。 また、教室は持たないまでも出張と言う形で福祉施設などに赴く方法もアリ。人を集められればいいわけですから、手段や方法は人によりけりです。

 

セラピーと合わせるのもあり

単に肩こりを予防するだけでなく、生徒の心と体を癒せる術を身に着けるとベターです。セラピーを取り入れることで心身ともにリフレッシュされ、肩こり防止以上の効果を実感してもらえます。 セラピーと言っても種類はさまざま。たとえばアロマを用いて筋肉の緊張をほぐすアロマセラピーが挙げられます。

 

アロマには炎症を和らげる効果および香りによるリラックス効果があります。患部に直接塗布した後、時間をかけて丁寧にマッサージを施していけばコリや痛みがなくなり、また心に落ち着きや安らぎを与えることもできます。 それにアロマはセラピーを受けている人だけでなく施術者自身にも作用します。

 

芳香に包まれながらマッサージをおこなううちに、自分自身も癒された気分になるのはアロマの効能です。 セラピーと併せることでプラスαを足すことで、高付加価値なマッサージをおこなえると言えます。

 

腰痛対策を提案できる

腰痛予防教室を開ける

肩こりと並んで多くの人を悩ませる腰痛。加齢と共に発症・悪化したりと厄介な症状です。 タイ古式マッサージのスキルをもってすれば腰痛予防にも効果を発揮します。 腰痛は放置すると、立ちあがったり座ったりと言った基本動作が困難になります。

 

重い物を持ち上げることも難しくなるため、肩こり以上に深刻なケースも。年齢を重ねるほどに腰にダメージが蓄積されていくので早期予防は必須と言えます。 悪い姿勢をやめる、立ち仕事はなるべくしないなどセルフ予防法はあるとは言え、やはり限界があります。

 

腰痛予防教室があれば、「今のところトラブルは無いけど、万一の時に備えて」「近頃腰の調子がわるいみたいだから」など多くのニーズに応えることができます。

 

腰痛解消セラピーで集客

腰痛解消にはマッサージ+セラピーが効果的です。肩こり同様に心身をリラックスさせることで、より高い効果を得られるからです。 たとえばラストーンセラピー。温めたり冷やしたりしたパワーストーンを用いておこなうマッサージです。

 

ホットストーンには血行促進・筋肉をほぐす、コールドストーンには血管の収縮・炎症を抑えるなどの効果があります。タイ古式マッサージで腰に施術し、石を使って腰痛に働きかければ更に効果があがることが期待できます。

 

もちろん、先ほど紹介したアロマセラピーも有効。指圧と芳香とで心身ともに癒され、腰痛から解放されるでしょう。 セラピーを取り入れることで腰痛解消効果を高め、同時に生活の質向上にも貢献できます。

 

セルフ・タイ古式で腰痛・肩こり解消

タイ古式マッサージは自分に対しておこなってもちろんOK。人ばかり癒していても、自分が癒されなければ意味がありません。 不調を感じたらいつでもセルフケアできるのが嬉しいところです。タイ古式マッサージのスキルは自分自身の健康を向上させる意味でも、取得しておいて損はありません。

 

やり方は簡単。まず腰痛軽減法からですが、手の平を骨盤に当てた状態で上半身をゆっくり動かすだけです。手の平の位置を代えながら上半身を真横・斜め・後ろといろいろ動かしていくと効果的。手に力を入れ過ぎず、痛気持ち良いくらいに留めましょう。

 

次に肩こり軽減法。両手を握り、両肩の高さに挙げます。腕を捻りながらその高さを5秒間キープ。また、足を肩幅に開いて左右の肩甲骨を引き上げ、そのまま一気に下ろします。5セット前後おこなうと良いでしょう。 自宅などで手軽にできるため、毎日の習慣にするのもアリ。スキルを十分に活かして自分自身のメンテナンスにも役立てられます。

 

自分でできる施術を指導しよう

 

施術しなければ問題なし

自分の技術以上のスキルを人に教えることはできません。指導経験によっても左右されますが、見栄を張ったり、スキルを過大評価したりすることのない様注意すべきです。 また、マッサージのやり方を教えるのみに留め、生徒には一切触れない判断も時には必要です。

 

なぜなら、相手への施術によって思わぬ事故につながってしまう恐れがあるからです。あくまで方法を教えるだけで、実際にマッサージするのは各人だけ、と言うスタンスであれば何の問題も起こりません。 マッサージ師のような国家資格ではないので施術は本来禁止です。

 

相手に損害を与えてしまってからでは遅いため、他人には一切触れないのがベスト。スキルを過信して思わず施術してしまったなんてことの無い様、注意したいものです。

 

 

お客さん自身でセルフケアできるようにしよう

トレーナーが教えた通りに生徒自身がセルフケアできるようになれば、目的は達成できたも同然。いずれはトレーナーのもとを離れる訳ですから、スキル定着が各人に求められます。 そのためにはトレーナー自身がしっかりと指導しなければなりません。施術はNGなのでいかにして相手にうまく伝えられるかがポイントです。

 

資格取得の過程で得た知識を駆使し、各人のセルフケアスキルを高めていく必要があります。 当然、生徒によって理解度や定着度は異なります。その点も踏まえて辛抱強く指導するのもトレーナーの責務。自身が教えたスキルでその場の全員がセルフケアできるようになれば、指導側として嬉しいことがありません

 

 

個人でできる骨盤矯正もおすすめ

骨盤矯正と聞くと、骨をバキバキしながら施術するイメージがあるかもしれません。しかし、タイ古式マッサージを用いればあまり痛みを感じず、更には身体の歪みがなくなり神経痛や関節痛が解消される効果もあるほど。 両膝を抱える格好で横臥し、両脚を卍形に組んで直角に曲げます。

 

上側の足を同じ側の手で掴みつつ下側の膝も手で押さえて30秒キープ。これを交互におこなうだけで骨盤が適正位置に固定され、歪みがなくなります。 立ったまま大きく円を描くように腰を回す方法もあります。骨盤を意識しながらゆっくり大きく回せばいいので楽。両手は腰にしっかり当て、腕が動かない様に。

 

また、仰向けに寝て両膝を立て、そのまま両足をゆっくり左右に倒す方法も。足の動きで身体が引っ張られるのを感じるのがポイント。筋肉が伸びていることも実感でき、心地よくなってくるはずです。

 

 

以上の様に、骨盤矯正にも利用できるのがタイ古式マッサージ。汎用性が高いため、身体のあらゆる不調に対応できるメリットがあります。

 

タイ古式マッサージ資格はスクール講師に向かない

資格を取得後、スクール講師として活動したい人は多いことでしょう。しかし、結論から言うとタイ古式マッサージ資格はスクール以外で活用するべきです。

 

指導するために資格を取ったんだけど、と言う声が聞こえてきそうですが、指導者的存在ではなく「身体の不調を解消したい人のための、ちょっと役立つ療法を備えた先生」として地域の人のニーズに応えてあげる存在と言った方が良いかも知れません。

 

スクール講師を夢見ている人には少々受け入れがたいですが、現実的にはスクールでの活動には不向きな性格の資格と言うことを意識しましょう。

 

セッションやセラピーなどで工夫しよう

マッサージをおこなう上で大切なことは工夫です。淡々と手技を指導するのではなく、生徒が興味を持つように仕向けると指導効果が上がります。 大人数を前に画一的な指導をおこなっても興味を持たれません。先述のようにセッションやセラピーを取り入れて自分だけの指導法を確立し、より親しみやすいレッスンにできれば上出来です。

 

個人教室はスポーツジムなどよりも自由度高く指導できるため、特色あるレッスン向きと言えます。 多くの人にとってタイ古式マッサージは生まれて初めて触れるもの。難しいと言う先入観を払しょくするとともに、心身にどれだけ効果的かを伝えることもまた、工夫ある指導と言えるかもしれません。