世の中にあるスポーツフード資格を総まとめして、比較しました。JADPやformieのスポーツフード系資格も魅力的ですが、同時に2資格取得できるのは諒設計アーキテクトラーニングのスポーツフード資格だけです。学べる内容はだいたい同じですので、どのスポーツフード資格が取得するかよく検討してみてください。
目次
スポーツフード資格は世の中に少ない
アスリートは技術や能力を向上させるためにトレーニングを実施していますが、最近では食事の管理も大切と言われているので、知識を身につけるためにアスリート自身やトレーナーがスポーツフード資格に挑戦するケースが増えています。
大きく分けると取得できるスポーツフード資格は全部で5種類です。
スポーツフード資格講座概要
講座名 | スポーツフード資格・スペシャル講座 |
受講料 | 79,800円(一括)
3800円(24回分割) ※分割初回3891円 |
期間 | 6カ月 |
受講資格 | なし |
提出課題 | 添削5回+卒業課題1回 |
取得資格 | スポーツフードマイスター
アスリート栄養食インストラクター |
スポーツフード資格・カリキュラム
スポーツ栄養の基本/スポーツ選手が知っておきたい栄養素/スポーツ選手にとって食事がなぜ重要か/栄養素の働き/筋肉や脳を動かすエネルギー源、糖質/動ける体をつくるタンパク質/役割と性質を理解して賢くとりたい脂質/体の機能を正常に保つビタミン/様々な栄養成分を含むミネラル/スポーツ選手に不可欠な水/競技特性・目的別・年代別の栄養と食事のとり方/競技特性に合わせた食事の考え方/持久力アップのための栄養と食事/筋力アップのための栄養と食事/球技系スポーツのための栄養と食事/技術系スポーツのための栄養と食事/疲労回復のための栄養と食事/風邪予防のための栄養と食事/夏バテ予防のための栄養と食事/貧血防止のための栄養と食事/疲労骨折を防ぐための栄養と食事/減量のコツ/増量のコツ/ジュニアのための栄養と食事/高校生・大学生のための栄養と食事/女子スポーツ選手のための栄養と食事/スケジュール別の食事法/トレーニング期の食事/メンテナンス期の食事/試合前日の食事と準備/試合当日の食事/試合後の食事/練習中、試合中の水分補給/オフ期の食事/ケガや故障時に回復を早める食事/・毎日の献立と基本レシピ/バランスの取れた献立の基本/3食の役割/間食・補食のとり方/主食のレシピ例/主菜のレシピ例/副菜のレシピ例/汁物・スープのレシピ例/乳製品・ドリンクのレシピ例/お弁当を用意する際のポイント/外食・中食のメニューの選び方/加工食品・アルコールとの付き合い方/サプリメントの使い方
スポーツフード資格の総まとめ・比較
スポーツフードマイスター(JSFCA)
スポーツフードマイスターは、日本安全食料料理協会が主催しているスポーツフード資格です。スポーツフードマイスターでは、主にスポーツに必要な栄養素の基本から、毎日の献立まで考えられるレベルの方に認定されます。学べる内容としては下記の内容があげられるのでチェックしてみてください。
- 栄養素の働き
- 脳を働かせるためのエネルギー源
- ビタミンの大切さ
- スポーツ選手に必要不可欠なミネラル
- 年齢に合わせて必要な栄養と食事
- 主食、副菜、汁物、スープ、乳製品、ドリンクなどバランスの取れた献立
など、スポーツフードマイスターに合格できれば6つの知識を有していることが証明されます。
これだけの知識があれば、例えば競技別や性別、年齢別など目的に合う食事メニューを考えることができるようになりますし、体を強化するための食事や、試合に向けて体調を整えるための食事も選手に提供できるようになります。将来的に食事を管理できる指導者として活躍したい方は取得を検討してみてください。
受験資格 | なし |
受験料 | 税込10,000円 |
申請方法 | WEB申込 |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 評価点70%以上で合格 |
試験日程 | 毎年6回開催(偶数月に開催) |
アスリート栄養食インストラクター(JIA)
アスリート栄養食インストラクターは、日本インストラクター技術協会が主催のスポーツフード資格です。こちらも人気の高い資格ですが、取得できればスポーツ選手の食事管理ができるようになるのはもちろん、基礎体力を高めるためには何を行えばいいのかまで考えられるようになります。
細かく説明すると学べる内容は11種類あります。
- アスリートに必要な栄養素
- 競技の特性に合わせた食事
- 体力アップのための食事
- 疲労を回復させるための食事
- 季節ごとで体調を崩さないようにするための食事
- トレーニング中の食事
- メンテナンス時の食事
- 試合前日、当日、試合後の食事管理
- 体重増減のための食事
- 弁当の正しい作り方
- サプリメントを摂取する時に知っておきたいこと
主にアスリートにとって必要な食事管理について学べます。取得後はアスリート栄養食インストラクターの講師として活躍できたり、選手の食事管理ができたりなど活躍できる場は広がります。
受験資格 | なし |
受験料 | 税込10,000円 |
申請方法 | WEB申込 |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 評価点70%以上で合格 |
試験日程 | 毎年6回開催(偶数月に開催) |
スポーツフードスペシャリスト(formie)
スポーツフードスペシャリストは、formieが主催するスポーツフード資格です。主にスポーツ選手の戦う身体づくりをサポートするための知識が学べます。アスリートの目的に合わせた食生活と栄養 ・競技で活躍できるようにするための食事管理 ・状況に応じた食事の取り方などの内容を学ぶことができます。
取得後はスポーツフードのスペシャリストとして食事の指導ができるようになりますし、就職先としては栄養士やアスリート専門の調理師、スポーツジムのトレーナーとして活躍できます。
受験資格 | なし |
受験料 | 税込37000円 |
申請方法 | WEB申込 |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 評価点80%以上で合格 |
試験日程 | 随時 |
スポーツフードアドバイザー(JADP)
スポーツフードアドバイザーは日本能力開発推進協会が主催するスポーツフード資格です。スポーツフードアドバイザーは食事を通してスポーツ選手をサポートする知識を学べます。正しい食事で体づくりをしたい方や、選手に提案できる知識を身につけたい方におすすめの資格です。
スポーツフードアドバイザーを通して学べる知識としては下記のことがあげられます。競技の特性に合わせたメニュー ・ピークを試合当日に持っていくための食事 ・ケガをしないための方法など、資格を取得することで選手が快適にプレーできるよう、サポートする能力を身につけられます。
スポーツフードアドバイザーは、主に選手の親御さんや指導者、アスリートを支えるトレーナーが取得しています。
受験資格 | なし |
受験料 | ネット講座申し込みで税込46000円+受験料5600円 |
申請方法 | WEB申込 |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 評価点70%以上で合格 |
試験日程 | 随時 |
アスリートフードマイスター(アスリートフードマイスター株式会社)
アスリートフードマイスターはアスリートフードマイスター株式会社が主催するスポーツフード資格です。アスリートのパフォーマンスを最大化するために必要な食事や栄養の知識を学べます。具体的には下記の内容を学習できます。
年齢別に合わせた食事 ・競技別に適した食事 ・タイミング別に合わせた食事など、取得できればアスリートのために必要な食事管理ができるようになります。
例えば、自分自身の体づくりやパフォーマンスを高めるために必要な食事管理の知識を身につけたい方や、何をいつ食べればいいのか指導できるトレーナーとして活躍したい方などは、資格の取得について考えてみてはいかがでしょうか。
受験資格 | なし |
受験料 | 税込68000円 |
申請方法 | WEB申込 |
受験方法 | DVD在宅受講あり+地域校の会場で受験 |
合格基準 | 3級合格率85% |
試験日程 | 講座日程による |
コスパとネーミングで選ぶのが良さそう
スポーツフード資格はあくまでスポーツマンのサポート
そもそもスポーツフード資格についてあまりよく理解していない方もいると思いますが、簡単に説明すると選手が快適に競技に取り組むことができるよう、食事面でサポートするための資格です。そのため、スポーツをしていない方への食事サポートにはあまり向いていない資格となっています。
アスリートは練習・トレーニングが最優先
スポーツと食事はとても大切な関係性があると言われていますが、食事だけでパフォーマンスを高くすることは難しいと言われています。
例えば、野球でホームランを打てるようになるためには、ボールを飛ばすためにスイングスピードを上げること、フォームの改善、ピッチャ―が投げる球への対応、タイミングの取り方、体の使い方など様々な技術が必要になります。これらは全て食事でバックアップできるものではありません。
アスリートは食事も大切ですが、練習とトレーニングが第一優先となることを頭に入れておきましょう。
サクッと取れて資格名がかっこいい資格を選ぶべき
スポーツフード資格はそれほど種類が多いものではありませんが、代表的なもので5種類あります。それぞれ資格によって学べる内容も多少異なりますが、基本的には同じ内容を学ぶことになるので、5種類の中でどれを取得しようか迷っている方は、ネーミングで選ぶことをおすすめします。
迷っている場合は自身がピンとくるスポーツフード資格を選んでみてください。
スポーツフード資格の知識でトレーナーの道も開ける
選手でなくてもスポーツで生きる道はある
現役で活躍している方は、食事の管理は親御さんや、中にはトレーナーに任せっきりにしている方もいるでしょう。現役で活躍しているうちはトレーニングなどが最優先になるので、食事のことはあまり考えなくてもいいですが、スポーツ選手は永遠にできるものではなく、いずれは引退を考えなければなりません。
引退後もスポーツの道で生きたいと思っている方は、スポーツフード資格取得をおすすめします。資格を取得すれば、引退してからもスポーツ業界をサポートする側として活躍できます。特に将来を不安に思っている方は、比較的簡単に取得できるので、スポーツフード資格を取得してみてはいかがでしょうか。
トレーナーやインストラクターにもなれる
スポーツフード資格を取得していれば必ずしもトレーナーやインストラクターになれるわけではありませんが、資格があればその分優遇される可能性は高くなります。特に食事の管理など知識が豊富にある方なら、選手の専属トレーナーやインストラクターとしても活躍できます。
プロを支える仕事もとても大切
アスリートがプロとして活躍し続けるためには、体づくりがとても大切です。ケガをしてしまったり、体調を崩しやすかったりしたら高いパフォーマンスを発揮できません。健康な体作りをするためには、食事面でのサポートが大切です。
スポーツフード資格があれば選手以外の道もありうる
スポーツ選手として現役で活躍している方の中には、選手以外の道を考えている方もいるのではないでしょうか。人それぞれ引退後の道は異なりますが、中には裏方としてサポートしていきたいと思っている方もいるはずです。
この場合は食事面やメンタル面など、様々なことをサポートできるトレーナーなどがおすすめです。
スポーツフード資格はよく比較して取得しよう
スポーツフード資格は全部で5種類あります。なんでもいいから取得しようとしてしまうと後々後悔してしまうことも考えられるので、できる限り比較することが大切です。効率よく知識を身につけるためにも、なるべく比較サイトなどを活用してスポーツフード資格を選ぶことをおすすめします。