カラーセラピー資格を生かして仕事をするためには、アイデアと実力が必要です。特に、カラーセラピー資格を他の分野にも生かすスキルが必要です。ここでは、そんな仕事に生かせるアイデアをこっそり極秘で公開します。ここにある方法でカラーセラピーを仕事にすればきっと新しい道が開けてくるはずです。
目次
セラピストの仕事が全てじゃない
カラーセラピーの講座で学べることは数多くあります。カラーセラピーは人の心理を知ってその悩みやストレスを緩和したり、潜在能力を引き出すアプローチをしたりします。しかし、通常の心理カウンセリングとは違い、カラーセラピーでは色彩をメインに使ってそれを行ないます。
単に悩みを聞いたり励ましの言葉をかけたり、規則正しい食生活や睡眠を提案するのではなく、色彩理論や色彩効果を活用してクライアントに寄り添います。これを行なうためにはかなり色彩に関する知識を知る必要があります。色の三原色や色が見える仕組みを知るだけではなく、色が人に与える影響をしっかり理解している必要があります。
そのためカラーセラピストとして働くスキルやノウハウがある方は、色彩を用いた他の場面でも活動可能です。例えばインテリア関連の仕事ができます。インテリアでは商品のフォルムだけでなく色が重要です。仮に黒のソファやベッド、壁紙しか販売していなかったら商品の売れ行きはさほど望めないでしょう。色のデザインを押さえた商品展開をすることでインテリアデザインは良くなります。
ファッション業界でも色は欠かせません。ファッション業界では一定期間流行の商品が流行るものですが、色は流行りを作る上で欠かせない要素です。春夏秋冬を意識した色や、他のアイテムとコーディネートするための色が多彩であるほど、顧客は選ぶ楽しみを感じられます。
料理にも色は欠かせません。料理は味や栄養素がもちろん最重要項目ですが、一番最初に料理を楽しむのは視覚です。ぱっと見て料理の美しさを感じる事で、私たちは料理への食欲がそそられ、美味しいと感じやすくなります。
色彩を活かすことができる別の分野ウェブデザインです。毎日ネットを使うという方は少なくありませんが、ブログであれホームページであれ動画サイトであれSNSであれ、アクセスするページが魅力的なものに見えるかどうかは、コンテンツだけでなくデザイン性によるところも少なくありません。
最初に表れたページが色彩面で見栄えのしないものであれば、そのままそのページにとどまりたいとは思わないものです。
このように色彩を活かす仕事は様々にあります。カラーセラピー資格講座を受講して関連資格を取得する事で、仕事の選択肢は広まるでしょう。最終的にどの仕事を選ぶにしても、色彩に関する知識はスキルアップにつながるものです。では色彩関連の仕事において、色彩ノウハウが具体的にどのように役立つかを見てみましょう。
インテリアデザインに生かせる
部屋の模様替えや配色提案ができる
まずインテリアデザインでの活用例を見てみましょう。色彩について熟知している方は、部屋の模様替えや家具などの配色提案が可能になります。春先や年末など、気持ちを切り替えるために模様替えをする方は多くいらっしゃるでしょう。
模様替えをすることで環境が変わると気持ちがリフレッシュされるため、適度な間隔でアレンジを行なうと良いですが、色彩知識はこのような時に役立ちます。例えば春先で新生活が始まる時は、希望や進取の気性、全身や成長といった雰囲気が醸し出される部屋で過ごしたいと思う方が多いと思います。
取りこむと良い色を提案する事で、お店に来たお客さんもアイデアを得られて喜ぶでしょう。
インテリア商品はそれなりに額が高いものも多いため、簡単に商品が売れるとは限りません。しかし、取りこむと良い色を提案するカウンセリングサービスを行なうことで、顧客満足度をあげることが出来るかもしれません。
インテリア販売やデザイン提案にも
カウンセリングを行なうとともに、インテリア商品の小物や大物の販売も促進する事ができます。もし模様替えの提案を行なった結果お客さんが特定の色に興味を持った場合、提案した色を取りこむ具体的な商品を提示できます。
例えばさきほどの黄色や緑の配色については、その色のカーテンや机を紹介できるかもしれません。また高いものではなくても、マグカップやランチョンマットなど安価な商品を紹介することもできます。リーズナブルな商品であればすぐに購入意欲を持ってもらえるかもしれません。
家具の配置や屋内の動線を意識したデザインも
色彩理論はインテリア商品の色そのものだけではなく、家具の配置や動線を意識したデザインにも応用できます。例えばインテリアをぐっとオシャレにするテクニックとして間接照明がありますが、照明の色と配置を工夫することによって部屋の雰囲気を変える事ができます。
奥行きを出したい場合は角に向けて照明を向けます。そして、照明の色を橙色にすることで、この色が持つユーモラスな雰囲気や陽気な感じを活かした部屋づくりを自然に構築することが可能です。
緑は暖色系でも寒色系でもなく中間色であり、平和なイメージをもたらします。そのため植物の緑などを動線に配置する事で、家事で忙しくしている方のちょっとしたリフレッシュを演出できるかもしれません。色彩に関する理解がある方は、このようにインテリアに関する様々な場面でそのノウハウを活用できます。
料理の色合いアレンジにも生かせる
食欲と気分を高めてくれる
料理は色彩が非常に重要視される分野です。とりわけ見た目にもこだわる和食やフレンチなどの食文化においては、色の良し悪しで料理の評価が決まる事すらあるでしょう。美しい配色が考えられたプレートは、食卓についている人の気持ちを高めてくれます。
また色彩は食欲を高める効果もあります。赤い色や橙色などの暖色は食欲を刺激すると指摘されています。そのため多くのファストフード店ではこのような色を看板の色として掲げている事があります。
ちなみに寒色系の青は食欲を落とすと言われています。そのためダイエットをしている時は青を使うと良いとされています。
カラフルな料理なら子どももしっかり食べてくれる
子どもはカラフルなものが大好きです。そのため好き嫌いを克服したり、子どもにとって栄養が良いものを食べさせるために色のバリエーションを豊富にするのは良い事です。例えば子どもにはぜひ野菜を食べてほしいと思う親御さんは多くいらっしゃいます。
しかし、レタスだけ、トマトだけといったように見た目がシンプルすぎると子どもは興味を示さないかもしれません。しかし、細かく切った様々な色の野菜を盛り合わせる事で、見た目が鮮やかでいかにも美味しそうなプレートを用意することができます。
もちろん味付けの工夫も欠かせませんが、まずは見た目から子どもを引きつけるためには、色彩知識が役立つでしょう。
サラダやパスタの見た目を魅力的に
欧米の食事が好まれる例えば前菜のサラダにはよく白いお皿を使います。白を使う事でサラダの緑や赤、黄色などの色が映えて見えるからです。また食材が鮮やかな場合は黒のプレートを使う事もできます。黒は高級感を演出するため料理の美しさを引きたててくれます。
このような配色で作られたプレートは見る人の気分を高揚させます。サラダの色やパスタの色がもっと美しく見えるようになり、リピート率を高めるきっかけにもなってくれるでしょう。またお皿だけでなく、テーブルやスプーンの色なども工夫すると良いです。
例えば木を使ったテーブルや食器類はぬくもりを与えてくれるため、料理にも華を添えます。特に女性客の場合は、味や値段だけでなくお店の雰囲気もよくチェックしているものです。
ウェブデザインやチラシデザインにも生かせる
視覚が関わる分野では全て役立つ
インテリアや料理にも共通する点ですが、人は色によってある程度行動が左右されることがあります。色によって食べるものを決めたり、気分が高揚したり、平穏な気持ちになったりします。色彩がもたらす心理的な作用は、衣食住など特に日用品に関連した物において大きな力があります。
しかし、日用品以外にも色彩は有効活用できます。例えばウェブサイトや広告などにです。少しでもアクセス数を増やしたり来店意欲を高めるためには、色彩効果を駆使する必要があります。色彩を意識するかどうかで会社の業績が大きく変わる事すらありえます。ではウェブサイトと広告チラシという両分野における色彩の重要性を具体的に見てみましょう。
ウェブデザインに生かしてアクセス数アップ
今やインターネットは世界中で活用されています。そして、膨大な数の情報やサイトが存在します。ホームページは会社に取って有効な宣伝方法の一つであり、少しでもアクセス数を伸ばしたいと思う会社も少なくありません。アクセス数を伸ばす上で重要な要素の一つが色彩効果です。
極端な話をすると、ホームページを作るには白と黒があれば十分です。文字だけが表示されるサイトでも情報を伝達可能です。しかし、全く見栄えはしません。そこで様々な色を配色します。
使うのは白や青、そして、陽気な雰囲気を出すオレンジなどが良いでしょう。仮に病院のHPが赤や黄色などの警告色にもなる色をメインに取り入れた場合、患者側からするとイメージは良くないでしょう。アクセスする気もあまり怒らなくなるかもしれません。
色彩知識があるとこのように各HPに合ったカラーデザインを選択する事ができます。
チラシデザインで集客数アップ
チラシは消費者に自社の商品や特価情報などを知ってもらうための大切な宣伝媒体です。そのため色彩の力を駆使して宣伝効果を高めるのは良い事です。とはいえとにかく目立つようにたくさんの色を適当に取りこむのは良くありません。ごちゃごちゃした印象を与え、むしろ逆効果になる恐れもあります。
基本的には色は3つか4つだけにとどめるのがベストとされています。また色を同じ量使うのではなく、メインカラーとサブカラー、アクセントカラーの3つに分けると良いでしょう。メインは70%ほど、サブは20%ほど、そして、アクセントは10%ほどです。
例えばスーパーの場合、メイン商品の食料品などは紹介する面積が多くなることでしょう。そのため枠や値段などの色はメインカラーにします。日用品などはサブカラーでまとめられるでしょう。そして、超特価商品などはアクセントカラーをここぞとばかり採用します。
これは一例にすぎず、考えられる色彩手法は他にもあるでしょう。いずれにしても色の知識があると、このように商業分野で様々な工夫ができるでしょう。
カラーセラピーは色で心にアプローチする
カラーセラピーで学ぶ知識を活用する方法を見てきましたが、メインの活用法はやはりセラピーです。癒しが必要とされている現代のストレス社会において、メンタルケアの重要性は今後いっそう指摘されることでしょう。
不思議な事に、人は自分の悩みをそのままストレートに打ち明けることに抵抗を覚えるものですが、色彩を用いる事で吐露しやすくなることがあります。例えば「今の自分を色に例えるなら?」「自分がなりたい色は?」「その色にどんなイメージがある?」といった質問をする時、自分の気持ちを色に例えて話してくれる事があります。
職場でストレスを抱えていたある方は、なりたい色が青と回答して、その色に開放的なイメージがあると言いました。それによって仕事をやめたいという深層心理が自分にある事に気付いたそうです。
まずは諒設計アーキテクトラーニングのカラーセラピー資格取得を目指そう
カラーセラピーであれデザイン関連の仕事であれ、もし色彩を用いた仕事に就きたいと考えている場合は、諒設計アーキテクトラーニングの「カラーセラピー3資格取得講座」の受講をおすすめします。この講座は初心者にも対応した講座で、短期間で3つの色彩資格を同時取得できる資格です。取得可能な資格は以下の通りです。
- 「カラーセラピー」(日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)主催)
- 「色彩インストラクター」(日本インストラクター技術協会(JIA)主催)
- 「カラーアドバイザー」(日本デザインプランナー協会主催)
これらの資格は色彩理論の知識や色彩の持つ心理的な効果について一定の知識がある方に認定されるものです。有資格者はカラーセラピーの講師活動を行なう立場にあるとみなされ、自宅やカルチャースクールで講師活動が可能になります。
またそれによって講義料の副収入を得る事もできるでしょう。講座を受講した方は、講座終了後に自身で資格試験を受けるか(通常講座の場合)、卒業課題を提出するかによって有資格者になれます(スペシャル講座の場合)。
スペシャル講座では試験免除で3つの資格が手に入るため、よりスムーズに有資格者への道が開かれます。詳しいカリキュラムの内容については諒設計アーキテクトラーニングの公式ホームページから確認なさってください。