食育資格を総まとめ|食育健康アドバイザーの完全ガイド

各資格協会の食育資格をできる限りたくさんまとめました。全て掲載しきれてはいませんが、比較、参考に活用し、あなたに適した食育資格を見つけてみてください。基本的に通信講座で取得できるため、完全在宅で、サクッと学びきれるものも多いです。

 

目次

食育で子どもの好き嫌いをなくせるかも

子供の好き嫌いが悪化してしまう原因の一つに、最初のトラウマが関係しています。最初に食べたときの「これはまずい」と感じた体験は、強い記憶となり後々まで残ってしまうんです。

 

早いうちに食育を学んでいれば、そのトラウマに対してどう行動を起こせばいいのかを明確に知ることができます。たとえば野菜嫌いの子供のための調理法といった、実践的なやり方を学ぶことも可能です。

 

食育を家庭で行うメリット

正しいマナーで食事ができるようになる

食事のマナーは食育を行ううえで、とても重要なポイントです。正しいマナーを実践することで、作ってくれた人への感謝・一緒に食事をしている人に対する気遣いを同時に表現できます。

 

成長していくに従い食事は、人とのコミュニーケーションを円滑に行うための機会として利用されることが多くなってくるでしょう。

早いうちから食事に関するマナーを覚えておけば、食事の場でのコミュニーケーションの取り方に困ることがありません。

 

食材への感謝ができる人間に育つ

食事が目の前に現れるのが当たり前の生活を送っていると、その食材への感謝の心を持ちづらくなってしまいます。食育にてその食材の成り立ちを理解させることができれば、食べ物があるというのは特別なことであると気付くきっかけを作ることが可能です。

 

また食材を作っている人たちへの感謝へとつなげることもできるため、道徳を学ぶ機会にもなります。いずれにしろ何かに感謝できるという環境は、健康的な精神を育てるのにとても役立つことでしょう。

 

自分で料理する大切さ&大変さを学べる

食育では実際に自分が料理することで、その食材への理解を深める場面があります。 より味を引き立てる調理法を学ぶことで、食材本来の味わいを実感することができるからです。

 

子供にも自分で調理させることで、一つのメニューを完成させる大変さや楽しさ・大切さを学ぶことができます。

早めに料理を作る習慣をつけておけば、大人になってから料理作りに困ることがありません。

 

食育資格一覧まとめ

食育健康アドバイザー(JSFCA)

食に関する基本的な知識を持ち、食が生活習慣病に与える影響について説明ができる能力があるかどうかを証明することができる食育資格です。在宅で受験ができ受験料も10,000円(税込み)と、どなたでも受けやすいのが特徴です。

 

ジャンクフードや脂っぽい食事が好まれる現代。栄養バランスが崩れてしまっている人が珍しくありません。正しい栄養知識を得ることで、日常生活はもちろん仕事にも役立てることができるでしょう。

 

仕事ではオーガニックショップの店員・商品企画といった、食品と健康について熟知した専門家として活躍できます。

受験資格 なし
受験料 税込10,000円
申請方法 WEB申込
受験方法 在宅受験
合格基準 評価点70%以上で合格
試験日程 毎年6回開催(偶数月に開催)

管理健康栄養インストラクター(JIA)

食事の重要性を熟知しバランスのいい食生活をアドバイスできるだけの能力を、有しているという証明ができる食育資格です。2か月ごとに受験することができるので、お忙しい方にも挑戦しやすいでしょう。

 

一言にバランスのいい食事といっても、味付けや調味料の量といったさまざまな要素が関係してきます。状況に合わせた食事作りを学ぶことができるのも、管理健康栄養インストラクターの大きな特徴です。

 

レストランや料亭のメニュー開発、病院や老人ホームにおける調理スタッフとしての活躍が期待される資格といえます。

受験資格 なし
受験料 税込10,000円
申請方法 WEB申込
受験方法 在宅受験
合格基準 評価点70%以上で合格
試験日程 毎年6回開催(偶数月に開催)

食育アドバイザー(JADP)

食に関する正しい知識を持った専門家として、コミュニーケーションが取れるかどうかを証明することができる食育資格です。飲食・福祉・教育といった各分野での活躍を助けます。

 

認定教育機関で食に関するカリキュラムを修了した後に、JADP に申し込むことで受験可能です。合格が分かるまでに1か月と長い期間が必要なので、お急ぎの場合は早めに認定教育機関に申し込みましょう。

 

活躍の場としては個人での講師活動はもちろん、飲食メーカーや介護業界でも資格を役立てることができます。

受験資格 なし
受験料 ネット口座申し込みで36000円+受験5600円
申請方法 WEB申込
受験方法 在宅受験
合格基準 評価点70%以上で合格
試験日程 随時

食育実践プランナー(ユーキャン)

あらゆる食に関する知識を有した、食のスペシャリストであることを証明することができる食育資格です。食に関する人々の関心は年々強まっており、食と健康が密接に関係していることが分かってきました。

 

食に関する資格は、今後ますます需要が高まってくることが予想されます。生涯を通して使用できる資格を取っておいて、損はないでしょう。

 

ユーキャンは勉強も受験も自宅で可能なので、気軽に挑戦できる点が大きな魅力です。取得することができれば、自宅で料理教室を開くときや教育機関で講師をする際に役立ちます。

受験資格 なし
受験料 税込39000円
申請方法 WEB申込
受験方法 在宅受験
合格基準 評価点70%以上で合格
試験日程 随時

食育インストラクター(NPO日本食育インストラクター協会)

食育インストラクターは食育の基礎知識を有し、なおかつ指導者としてふさわしい人に取得が許される食育資格です。一級・二級・三級・四級・プライマリーと等級が分かれ、数が若いほどより知識を有している存在として扱われます。

 

プライマリーの段階では、通信講座を修了するだけで取得することが可能です。4級より上は研修会への参加や推進校に通う必要があるので、時間の余裕をもって挑戦するようにしましょう。

 

講師や料理研究家といったさまざまな仕事に役立つのはもちろん、生涯学習の一環としても魅力的な食育資格といえます。

受験資格 プライマリー:協会が定める一定の内容の通信教育講座を修了
受験料 税込39900円+認定証6480円
申請方法 WEB申込
受験方法 在宅受験
合格基準 非公開:易しい
試験日程 講座受講のみ

フード・インストラクター(NPO法人みんなの食育)

食育を正しく広めるスペシャリストを認定する食育資格です。入門から中級まで段階的に学んでいく必要があり、計32時間の講座を修了しなくてはなりません。

 

専任メンバーが添削から指導までを行ってくれるので、学習しやすい環境にあるといえるでしょう。内容も充実していて食育に関するプレゼンテーションほか、売り場の市場調査といった役立つ知識を得ることもできます。

 

食育を指導する講師ほか、商品開発・オーガニック商品の営業といった、さまざまな食に関する仕事に役立てることが可能です。

受験資格 なし
受験料 税込85000円
申請方法 WEB申込
受験方法 在宅講座のみ
合格基準 試験なし
講座日程 添削回数4回

食育スペシャリスト(NPO法人みんなの食育)

グループワークを通し、実践的な食育のスペシャリストを目指します。課題および企画書の作成を講師が丁寧にサポートしてくれるので、孤独感を募らせることがありません。実際にレシピを作成することにより食育への理解を深めることができるので、実践的な学習を行いたい人に向いている食育資格といえます。

 

全16教程のうち最後の16回目が認定試験となるので、事前に知識を深めておくことが大切になります。活躍の場として考えられるのが、料理研究家や講師といったフリーでの活動です。料理を企画する方法を学ぶことができるので、すぐに実践的な知識として活用することができるでしょう。

受験資格 なし
受験料 入学金32400円+授業料276914円
申請方法 WEB申込
受験方法 32時間受講
合格基準 非公開
試験日程 講座受講と認定試験

食育栄養インストラクター(全国栄養士養成施設協会)

各養成施設に通い必要な授業を受講、のちに認定試験に合格することで取得することができる食育資格です。養成施設といったなんでもいいというわけではなく、栄養と特性の管理・食育実践といった、8つの授業を行っている養成施設という条件があります。

 

また認定試験に合格しても、申請をしなければいけないので注意するようにしましょう。資格を取得することができれば食の指導者として、教育機関での活躍が期待できます。

受験資格 養成施設に在学する学生(卒業生も含む)
受験料 不明+受験費用4000円
申請方法 養成施設において「食育栄養インストラクター資格認定に必要な授業科目」を受講(見込みを含む)のうえ、社団法人 全国栄養士養成施設協会 栄養士実力認定試験を受験し「認定証A」を取得。
受験方法 極めて限定的
合格基準 非公開&不明
試験日程 不明

食学士・準食学士(IFCA国際食学協会)

IFCAは全国に加盟校が存在する認知度が高い協会です。認定されれば「食学の専門家」として、各地で活躍することが可能です。食学士・準食学士と二段階に分かれているので、受講者はどこまで進むのかを選択する必要があります。まず入門過程を受講しその後、準食学士から食学士へと順を追って目指していくことになります。

 

IFCA会員になることで独立相談といったさまざまな特典を受けられるので、フリーランスを目指す人には魅力的な食育資格といえるでしょう。

受験資格 18歳以上(各講座の受講を修了した人)
受験料 高額:食学A級230000円+A級検定受験料10,000円(他23万円の講座2つ以上受講必須)
申請方法 WEB申込
受験方法 在宅受験
合格基準 非公開
試験日程 随時

フードコーディネーター(NPO法人日本フードコーディネーター協会)

食生活におけるトレンドを熟知し、開発・演出・運営までを行うことができるスペシャリストを目指す食育資格です。メニューの開発や食の演出、食の運営を通し、さまざまな業界で通じる技能を身に着けることができます。たとえばパティシエ・シェフといった料理に直結する仕事だけではなく、デザイナーといった職種での活躍も期待できます。

 

1級・2級・3級と分かれているので、自分に合った等級から挑戦していきましょう。試験会場が東京・名古屋・大阪・福岡と限られているので、余裕をもって準備しておく必要があります。

受験資格 3級:中卒以上
受験料 一般:受験料11000円+認定登録料21000円
申請方法 WEB申込
受験方法 都市部で受験
合格基準 非公開
試験日程 年1回(東京・名古屋・大阪・福岡)

 

好き嫌いがある大人にも食育が必要

食わず嫌いは子どもが真似する

家庭での食生活における親の好き嫌いは、子供の食への関心に大きく関係してきます。食に関する経験が少ない子供は親の顔色から、その食材がまずいものなのかを判断する傾向があります。

 

「親にとってまずいものは自分にとってもまずい」と考えるからです。何よりも自分が嫌いなものを子供にすすめづらいので、自然とその食材が食卓から消えてしまうケースが珍しくありません。

 

でもこれでは食の正しい知識を広めるための食育を、きちんと子供に行うことができません。大人自身も食育を通して、食わず嫌いを直していきましょう

 

生きるのに不便にならないように

好き嫌いが多い人は生きるうえで、なにかと不利な状況に置かれることが多いです。たとえば食事に誘われても嫌いな内容であった場合、断ることになってしまいます。

 

頻繁に食事を断るといったことが続けば、誰からも食事へ誘われなくなってしまうでしょう。そうなれば人間関係に、大きく支障を来たしてしまいます。

 

また上司との食事会や新人の歓迎会といった、社会人になれば食事で親睦を深める機会が多くあります。

そのたびに嫌な気分になっていては、目の前の仕事に集中するのが難しくなってくるでしょう。

 

過剰な好き嫌いは人間性を疑われる

あまりに多くの好き嫌いを抱えている人は、周りから人間性を疑われてしまう可能性があります。食への好き嫌いが激しい=人に対しての好き嫌いに反映されると、考えている人がいるからです。

 

そのため人との関係を深めるのに、支障を来たす可能性があります。 何よりも人は共通点が多い人に親しみを感じる生き物なので、好き嫌いが多い人だと親しみを感じにくくなってしまうんです。

 

子供はもちろん大人も早いうちから食育を行い、好き嫌いを克服するようにしましょう

 

食育資格で専業主婦のスキルアップに

実は食育資格を取ることで、専業主婦のスキルアップにつなげることができます。食への関心が高く、食事作りに工夫を凝らしている専業主婦が少なくありません。

 

でも本当にその知識が正しいのかを知るためには、独学だけだとどうしても限界となる部分があります。

同じ独学でも食育資格を取るための専門書を読み勉強することで、より食に関する正確な知識を身に着けることができます。

 

また資格という形で第三者に認めてもらうことで、自信をもって自分の子供に食育を行うことができます。

 

給食づくりなどの仕事にも食育資格が役立つ

もし将来的に給食づくりやレストラン勤務といった、調理に関わる仕事に就くときに食育資格はとても役立ちます。食に関する正しい知識はもちろん、食材選びのポイントも熟知しているので、より専門的な分野に立った仕事ができるんです。

 

ほかにも食育を教える講師・料理家といった、さまざまな道が考えられます。料理に関係する仕事は多くあるので1度取得しておけば、何かと使い勝手のいい資格といえるでしょう。

 

まとめ:食育資格を取る方法はさまざま!自分に合った方法で学習しよう

食育資格と聞くと特殊な存在で、取得方法が限られていると考えがちです。でも実際は食に関する関心が高くなる中、さまざまな養成施設や協会が食育資格を発行しているんです。

 

中には勉強から受験までの一切を、家の中で行えるタイプも存在します。忙しい主婦や学生、社会人にとってとても挑戦しやすい取り組みがされているんです。

 

一方で通学によって、食育資格を取得していく方法もあります。グループワークや講師の添削によって、分かりやすく知識を得ていくことが可能です。

 

在宅・通学どちらも一長一短ありますが、自分の状況に合わせて選び分けることができるのも食育資格の特徴です。この記事ではさまざまな食育資格について、紹介していきました。ぜひ自分に合った食育資格を探してみてください。