色彩検定は公益社団法人色彩検定協会が主催している有名な資格ですが、いきなり色彩検定1級を身につけるのは大変です。諒設計アーキテクトラーニングのカラーセラピー資格なら、試験免除で肩書きが手に入り、基本をしっかり学べて、セラピーについても習得できます。初心者の最初の一歩には諒設計アーキテクトラーニングのカラーセラピー資格がおすすめです。
目次
色彩検定とは(公益社団法人色彩検定協会)
色彩検定とは「公益社団法人色彩検定協会」が主催している検定のことです。文部科学省に後援されている検定であり、色彩に関する肩書としては知名度が高いものです。1990年から開催されている公的資格で、すでに140万人以上が受験している有名資格です。
簡単に言うと色彩検定は色彩に関する幅広いノウハウやスキルを問う検定試験であり、その能力を活かして仕事のスキルアップや生活向上を図ることを目的にしています。色彩は私たちが日常生活を送るためにも、仕事をこなすためにも必要なものです。もし世の中から色がなくなって白黒だけの世界になってしまった場合様々な支障が出ます。
色は視覚情報の中で大きな割合を占める要素であり、視覚情報は脳に伝達される情報の中で大きな役割を持ちます。色がなくなることで感情も希薄になり、食欲はなくなり、自然の美しさも感じられなくなります。モノづくりをする上でもカラーバリエーションが白黒しかなければ生産意欲はなくなるでしょう。
まさに色彩は私たちの生活に欠かせないものです。同時に色彩をどれだけ効果的に職場や仕事で取り入れるかによって毎日が活き活きしてくるとも言えます。
色彩検定で学べること
色彩検定の受験詳細
色彩検定には3つの級があります。級によって開催回数や時期が異なりますが、最も難しい1級以外は1年に2回開催されています。個人でも団体でも受験する事ができ、優秀な成績を収めた場合は文部科学大臣賞などを授与されることもあります。また合格証明書の交付も可能で、就職や単位認定などに活用できるようになっています。
なおどの級から始めないといけないという決まりはなく、どこから始めても問題ありません。試験時間は重複しないようになっているため、複数の級を併願する事も可能です。なお1級のみ1次試験と2次試験とに分かれています。また1級の1次試験に合格したものの2次試験には合格できなかった場合、その後2年間に限って1次試験が免除になります。受験の概要は以下の通りです。
受験資格 | 制限なし |
受験料 |
税込15,000円(1級) 10,000円(2級) 7,000円(3級) |
受験形式 | 希望エリアでの公開会場で受験 |
試験日程 |
【2級&3級】 夏季:6月と冬季:11月の2回 1級は冬季のみ (1次試験は11月、2次試験は12月) |
合格基準 | 70%前後の評価 |
1級・2級・3級とステップアップ
色彩検定では3級が初心者向けで、2級は実務に応用できる色彩知識を持ちたい方向け、そして、1級はプロフェッショナル向けの級です。3級は光と色との関係や色彩調和、色彩効果など色彩に関してのベーシックな内容を理解している人に認定されます。
2級は照明や配色イメージ、ファッション、インテリア、エクステリアなど実務に使える色彩の内容を理解してスキルを持っている方に与えられます。2級取得者は3級の内容も理解している事が求められます。そして、1級はファッションビジネスや環境色彩、ユニバーサルデザイン、プロダクトデザインなどさらに上位の知識を得ている方に認定されます。
3級から始めて2級、1級とステップアップすることで専門分野でも活躍していけるようになります。いきなり1級から始めることも可能ですが、初心者は3級から徐々に級レベルを挙げていく方が無難です。
ちなみに2018年からはUC級という新しい級が新設されています。こちらは色彩を認知するのに問題を抱えている方の現状を理解して、それに配慮した色使いができる人材を育成する目的で新設されました。日本において、男性の5%と女性の0.2%が特定の色の組み合わせが判別しにくいと言われています。
また超高齢化社会に突入した現在の日本では、加齢による視覚機能の衰退も問題視されています。このような現状の中で、こうした問題のエキスパートが増えることが望まれますが、UC級はまさにそのニーズに応えるための級になっています。社会福祉の観点から色彩を使いたいという方はこちらの級も意識すると良いでしょう。
デザイン業に必須の基礎スキル
色彩検定ではデザイン業に役立つスキルを習得可能です。3級では色がなぜ見えるのかという基本的な知識に加え、色彩体系(PCCS)や色の心理的・知覚的・視覚効果など色彩の基礎知識を詰め込みます。このような知識は上位レベルの2級や1級でも活用する土台知識となります。
2級ではファッション業界やインテリア・エクステリア業界でカラーコーディネートを行なうための実務知識を学びます。企画やデザイン、インテリア・エクステリア素材と照明など高度な内容になってきます。そして、1級では色のスペシャリストとして、色彩において第一線で働けるスキルが身につきます。
色彩計画のプロセスやユニバーサルデザインの色彩、ファッション商品企画など、色彩をビジネスツールとして扱うための教養が習得可能です。これらのノウハウやスキルは、カラーリングを意識したデザイン業に役立ちます。
例えば合格者の1人である方はネイルサロンで働いていますが、ネイルアートで正確な色を再現する力が身につき、結果としてクライアントから仕事で高評価を受けているようです。資生堂の化粧情報開発センターに勤務する別の方は、効率的な色作りが行えるようになって、メーキャップ商品のデザイン現場において活躍出来ているようです。
諒設計アーキテクトラーニングのカラーセラピー資格とは
カラーセラピー資格の講座詳細
色彩について詳しくなりたい方は、諒設計アーキテクトラーニングの「カラーセラピー3資格取得講座」という資格講座を受講することもできます。この講座は初心者にも対応した色彩の知識を学べる講座です。通信講座のため自宅で好きな時間に学習可能です。
そのため忙しくてなかなか色彩について学ぶ時間が取れない、学校に行く時間がないという方におすすめです。講座の概要は以下の通りです。
講座名 | カラーセラピー・スペシャル講座 |
受講料 | 79,800円(一括)
4,400円(20回分割) ※分割初回5,776円 |
期間 | 6カ月 |
受講資格 | なし |
提出課題 | 添削5回+卒業課題1回 |
取得資格 | カラーセラピー
色彩インストラクター カラーアドバイザー |
公式サイト:https://www.designlearn.co.jp/colorcoordinatoraft/
本講座は3つのカラーセラピー資格に対応しています。取得できる資格は以下の通りです。
- 「カラーセラピー」 (日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)主催)
- 「色彩インストラクター」(日本インストラクター技術協会(JIA)主催)
- 「カラーアドバイザー」(日本デザインプランナー協会主催)
これら3つの資格は色彩や色彩と心理との関係について一定の知識を有している方に認定されるものです。有資格者は資格を活かしてデザインの世界で活躍したり、色彩に関する講座活動をしたり、カラーセラピストとしてヒーリングサロンで働く事などを目標にできます。
諒設計アーキテクトラーニングの通常講座を受講した場合、講座終了後に試験を受けて合格する事で有資格者になれます。またスペシャル講座を受講した場合は、卒業課題が試験の代わりになるため、試験免除で有資格者になることができます。
色の基本とセラピーの基本を両方学べる
諒設計アーキテクトラーニングの講座では色の基本はもちろん色を使ったセラピーについても学ぶ事が出来ます。具体的には、色の性質や配色、色彩科学など色に関する幅広いカリキュラムが組まれています。色と心理との関係については、色彩がどのように感情に影響を与えるかを学びます。
例えば青や緑などの静穏効果のある色を積極的に自宅に取り入れることで、よりリラックス感を味わいやすい環境を作りだせますが、学んだ知識を活かして自分自身のメンタルケアをする事もできるでしょう。
個人の仕事にもデザインにもセラピーにも生かせる
諒設計アーキテクトラーニングの講座で学んだカリキュラムはデザインや個人の仕事にも活かす事ができます。例えば講座では照明と色についての関係について学びます。そのため販売業で働いている方にとっては、商品のディスプレイの仕方を学ぶ上で参考になるかもしれません。
適当な色を組み合わせてはデザイン上美しさがなくなってしまうことがあります。そのためファッションであれインテリアであれ、良いデザインを生み出すためには色のトーンについて勉強する必要があります。
本講座ではカラーセラピストを目指す方にも役立つ情報が得られます。カラーセラピストは色の力を使ったメンタルケアをクライアントに対して行なうプロですが、本講座を通して学ぶ知識はもちろん、取得できる資格によって色彩のノウハウが認められるため、色彩を使ったヘルスケアに興味がある方にもおすすめです。
デザインとセラピーの関係・違い
デザインだけではセラピーはできない
色彩に関する詳しい知識や、物のフォルムや質感などに関するノウハウは商品のデザインを改善するために役立ちます。例えばファッションの場合、季節に応じた色を知っておくと服のカラーバリエーションが定まってきます。しかし、このような色彩の理論と、心理面における色との関係は異なるものです。
科学的に色彩を学ぶ事と、色彩を用いてメンタルケアをすることとは違います。それぞれの色がどんな意味合いを持つかという知識を学ぶ点では共通していますが、デザインにおける色彩が他の人に特定の印象を与えることをコンセプトにしているのに対し、カラーセラピーにおける色彩は他の人の心を汲むためにも色を使います。そのためデザイン論における色彩のノウハウだけではセラピーはできません。
セラピーを知ればデザインが一味変わる
諒設計アーキテクトラーニングの講座では色のデザイン的意味合いを学べるだけでなく、セラピーのための色の役割についても学ぶ事が出来ます。色は人の深層心理を表面化することがあります。例えば「今なりたい色は?」と聞かれて「青」と答える方は少なくないでしょう。青は広大さや開放的なイメージと結びついています。
このようにカラーセラピーでは個人の深層心理を把握するために色を用いますが、このような人の感情と結び付いた色の知識は、特定の層のニーズに合った色のデザインを考える時など、役立つ場面が様々にあるでしょう。
マーケティングに心理的アプローチが加わる
どれだけ機能が良い商品でも、色によっては人気が出ない、ということがあるでしょう。色は人の購買意欲に影響を与えることがあります。例えば高機能で格安のスマホがあったとしても、ピンク1色しかカラーバリエーションがなければ男性はあまりそれを買いたいとは思わないはずです。
あるいはきつい紫であっても、けばけばしい印象を与えてしまって客が離れてしまうリスクがあります。
マーケティングを数字だけで捉えるのではなく、人の心理からもとらえることで、より必要とされる商品を生み出しやすくなるはずです。
カラーセラピー資格の知識がデザインに生かせる
諒設計アーキテクトラーニングのカラーセラピー講座は、主にカラーセラピーというメンタルケアの分野に方向性が向いた講座ですが、学んだ知識はデザイン関連の仕事にも共通する部分があるでしょう。インテリアやエクステリアに使う色や、身につける服装、自宅や職場に取り入れたい小物など、カラーセラピーでは日常生活に取り入れると良い色について学びます。そのため同じく日常生活で使う商品を作る側にとっても知っておきたい色の基本知識が自然と身につくと言えるでしょう。
色彩検定は1級がないと物足りない
色彩検定には3つの級がありますが、やはり上位級の1級を取得していないとデザインのプロとしては物足りない感じがします。かといって1級の取得は色彩の初心者には容易ではありません。そのため色彩をどのような現場で用いたいかをよく考えてから受験するかどうかを考えると良いでしょう。
デザインのプロになりたい場合は色彩検定は有力候補になります。しかし、色彩を自分や個人、ないしはクライアントのメンタルケアをするために用いたいという場合は、色彩検定は方向性が少し違うと言えるかもしれません。その場合は諒設計アーキテクトラーニングのカラーセラピー講座がよりマッチします。
諒設計アーキテクトラーニングのカラーセラピー資格は初心者にもおすすめ
諒設計アーキテクトラーニングの講座は初心者に完全に対応しています。色彩についての基本的な知識を幅広く学べますが、資格取得のハードルは低めです。さらに専門スタッフによる学習サポートがつき、分からない事はその都度無制限に質問して回答してもらうことができます。
また自宅学習できるのも魅力です。「まずは色の理論や活用方法について気軽に勉強を始めたい」という方にとっては、諒設計アーキテクトラーニングの講座がよりおすすめです。