日常に取り入れるカラーセラピー|カラーセラピー資格

カラーセラピーは家庭、日常生活、自室や寝室に取り入れれば、家の中でイライラしないで済んだり、できるだけ穏やかな気持ちを維持できたりします。カラーセラピーで子どもや夫の落ち着きを取り戻させるような試みもできますので、工夫次第で家族関係の改善にも役立つかもしれません。

 

目次

カラーセラピーで日常を彩る

 

現代社会はストレス社会とも呼ばれています。毎日が忙しく、家族はそれぞれ職場や学校、近所づきあいなどでストレスを抱えてしまう事があります。気付かないうちにストレスがたまっていってイライラが募ってしまうこともあるでしょう。そうなった場合家族の中がぎすぎすして気まずい雰囲気になってしまうかもしれません。

 

そこで役立つのがカラーセラピーです。カラーセラピーとは名前の通り色彩の力を用いてメンタルケアを行なうものです。色には大きな力があります。色によって私たちは購買意欲を持ったり、食欲が増進したり、平穏な気持ちになったり、逆に攻撃的になることがあります。

 

また色は集中力を高めたりコミュニケーションをアップしたりする力もあると考えられています。確かに色は薬のように即効性があるものではありませんが、無意識的に感情や心理に働き掛けます。実際色彩と心身との関係については古代から注目されていました。

 

カラーセラピーでは色の持つ作用に注目します。そして、日常生活に特定の色を取りこんで、悩みやストレスを解消したり潜在能力を高めることを目的とします。

特に毎日長い時間を過ごす場所にポジティブな効果を持つ色を配色することで、自然とそのポジティブな作用を感じることが可能です。

 

自宅や職場などの色彩環境を変えることで、驚くような効果が期待できることもあります。では日常生活におけるカラーセラピーの活用方法を見てみましょう。

 

日常生活は色合いでもっと穏やかにできる

DV夫も家具の色合いで穏やかになるかも

最近問題になっている家族の問題としてDV(ドメスティック・バイオレンス)があります。本来家庭は一番リラックスできる環境であるべきですが、残念ながら家庭内での暴力は頻繁にニュースになっています。特に夫の暴力に苦しむ女性についての話は散々見聞きします。

 

そのような場合は周りの助けを求めることが第一ですが、仮に極端な暴力ではない場合には「そこまでしたくない」という方もいらっしゃるでしょう。以前はDVがひどかったが最近は落ち着いてきたというケースもあるかもしれません。そのような場合は事態の改善のためにカラーセラピーを取り入れても良いでしょう

 

例えば自宅の家具の色を工夫して、穏やかな気持ちになりやすい環境にできます。人を興奮させる色としては赤があります。赤は危険を示す色としてよく用いられますが、もし家具や小物の中に赤が多い場合は、それを青や緑系のものに変えることができます。

 

青系の色は広大な空をイメージさせ、緑は包容力のある森林や草原をイメージさせます。このような色は心に安らぎを与えてリラックスした気持ちにさせやすい色です。

こうした簡単なチェンジだけでも効果が期待できるでしょう。

 

仕事のストレスを家に持ち込ませないように

仕事のストレスを解消できずにそのまま家に持って帰ってしまう事は、家族の雰囲気を壊してしまう一つの要因になります。そのため不安を和らげるような日常環境を構築することも大切です。基本的な灰色や黒などのダークなトーンは、不安感や拒絶感、孤独感などと結び付きやすい傾向があります。

 

グレーゾーンという言葉や、お先真っ暗という表現からも推し量る事ができるように、これらの色はストレスを解消するどころか助長してしまうリスクもあります。そのため家庭環境に使われる色としては不向きです。このような場合も青や緑系のリラックス色を用いると良いでしょう。また茶色も効果的です

 

濃すぎない茶色は安らぎを与える色です。どっしりした木をイメージさせる色であり、落ち着いた印象があります。

木材をふんだんに用いた家にいるとほっとした気持ちになりますが、この効果を利用して、例えば床材を木目調に変えるなどの工夫ができるでしょう。

 

お風呂グッズも色合いでリラックス効果UP

もともとお風呂はリラックスした気持ちになりやすい場所です。しかし、色彩の力を使ってさらにリラックス効果をアップさせることができます。お風呂のインテリアを大幅に変えることは簡単ではないですが、お風呂グッズを一工夫することはできます。例えば湯おけの色を変えると良いかもしれません。

 

茶色系のヒノキの湯おけに変えてみたり、落ち着いた青や緑のものに変えるのもありです。バスマットやシャンプー・リンスの容器を変えても良いでしょう。市販のボトルをそのまま使う代わりに、同じ色のシャンプー入れやリンス入れを購入して、リラックスできる色に統一しても良いでしょう。

 

シャンプーやリンス入れには青や緑だけでなく紫も良いです。紫は高級感を演出してくれるだけでなく、癒しの効果もあります。どぎつい紫は良くありませんが、落ち着きのある紫はヒーリング作用が期待できます。

 

キッチン周りにもカラーセラピーを

お皿やコップの色で気持ちが変わる

カラーセラピーはキッチンでも使えます。女性は特にキッチン環境に気を配るものですが、毎日使うお皿やコップの色を変えて気分転換をすることができるでしょう。一般に皿やコップには清潔感のある白が好まれますが、例えば黄色系の品を使うのもありです。

 

黄色は太陽やヒマワリをイメージする色であり希望を与えてくれるトーンです。また黄色は知性を高める色としても知られています。理解力や想像力に影響すると考えられているため、料理のインスピレーションがわきやすくなるかもしれません。

 

フライパンの色だけで料理が楽しくなる

フライパンは包丁や鍋などと並んでほとんど毎日使用する調理器具の一つです。フライパンには黒がよく用いられますが、最近ではオシャレな色のフライパンも増えてきています。フライパンにも脳を刺激しやすい黄色を取り入れる事ができます

 

また食欲をそそる色である赤を遣っても良いでしょう。

野菜などを炒める内部色に使うと少しどぎついイメージを与えてしまいますが、外側の色を赤にする位では問題ないでしょう。料理を作る側の食欲が刺激される事で料理が楽しくなってくるかもしれません。

 

水回りはオレンジや黄色で清潔感UP

キッチンでは食材を扱う分、衛生の問題を気にする方が多くいらっしゃるでしょう。そのため清潔感のある色を配色するという工夫ができます。清潔感のある色としてはやはり白が一番ですが、白ばかりでは味気ないキッチンになる可能性があります。

 

そのため適度にオレンジや黄色を配色しても良いです。果物のオレンジやグレープフルーツ、レモンなどを想像した時に、フレッシュな印象を持つ方は少なくないでしょう。

かんきつ系のフルーツの色からリフレッシュ感や殺菌作用を連想する方もいらっしゃるかもしれません。

 

そのため適度にオレンジや黄色を白と一緒にアクセントとして置くと、キッチンに清潔感を与えることができるでしょう。ちなみにオレンジには実は胃腸を刺激したり食欲を高める効果もあるとされています。そのためキッチンだけでなくダイニングにオレンジを組み込んでも料理に華を添えることができるかもしれません。

 

リビングに適した色合いとは

リビングに求める雰囲気を決めて

リビングは最も長い時間を過ごす場所の一つです。そのため特に家具や壁紙、小物などの配色を念入りに考えると良い場所と言えます。リビングに取り入れる色としては、「絶対にこの色がおすすめ」というものはありません。個人の好みがあるからです。

 

例えば思春期の子どもがいる家庭や夫婦仲の修正が必要な家庭では、気持ちを落ち着かせる色や気持ちを楽しくしてくれる色などを取り入れたいと思うかもしれません。夫婦共働きの家庭の場合は、自宅を閉塞的な雰囲気がある職場とは違った楽しい雰囲気にしたいと考えるかもしれません。

 

また子どもがいる家庭では、健康や成長と関連した色を取り入れたいという場合もあるでしょう。

リビングにどのような雰囲気を求めるかを決めて、配色を考えてください。

 

居心地優先にしたい場合のカラーセラピー

もし居心地を優先したい場合は、青や緑がおすすめです。既述した通り青や緑は癒しや安らぎ、爽やかな雰囲気を醸し出してくれる色です。壁紙やカーテンに水色や濃い緑などを配色してみると、いるだけで心地よい気持ちになれるかもしれません。

 

気持ちをすっきりさせたい場合は、ライトで清潔な印象のある白も良いでしょう。ただし白はインテリアとしては人気の色ですが、ピュアホワイトは光を反射させやすい色で、実は目に負担を与えてしまう事があります。そのため白が好きな方は真っ白な白ではなく、少しクリームよりの白にしてみると良いかもしれません。

 

動線を意識したい場合のカラーセラピー

動線とは建物内を動く時に人が通る経路の事です。例えば主婦の場合、家事をこなす上でキッチンやお風呂場や洗濯室、トイレなどを頻繁に行き来する事があるでしょう。そして、それぞれの場所に移動する時には大抵同じルートを通る事でしょう。このようなルートが動線と言えます。

 

動線は日常生活の中で何度も通るルートであるゆえに、動線上にカラーセラピーの要素を取り入れるのも良いです。例えば動線上に観葉植物の緑を組み込むのは良い手です。家事に追われているとストレスがたまってしまうかもしれませんが、動いている中で緑を何度も目にする事で、自然と気持ちが和らぎやすくなるかもしれません。

 

またフローリング調の茶色系のフロアマットを敷くと言うのも良いでしょう。茶色には落ち着いた気持ちにさせる作用が指摘されているからです。

 

家のインテリアとカラーセラピーをあわせても良し

カラーセラピーはヒーリングサロンのような場所だけでなく、家庭でも取り入れる事ができるセラピーです。家は通常最も長い時間を過ごす空間です。そのため家のインテリアを創意工夫して、気持ちを爽やかにしたり元気づけたりする色彩環境を整えるのは良い事です

 

インテリアで重要なのは質やフォルムやデザインだけではありません。色も大切です。もし今家庭がストレスの貯まりやすい場所になっている場合は、カラーセラピーの要素を使って、思い切って模様替えを敢行してみても良いでしょう。

 

カラーセラピー資格、最初の一歩は諒設計アーキテクトラーニングで

カラーセラピーはこのように日常生活に取り入れる事で大きな癒し効果や体調改善効果をもたらしてくれる可能性があります。まだまだカラーセラピーに関する認知度は高くはありませんが、今後関心が高まる可能性が高いです。今からカラーセラピーに関する知識を取り入れて過程で実践してみても良いでしょう。

 

カラーセラピーについて体系的に学習したい方におすすめの通信講座があります。それは諒設計アーキテクトラーニングの「カラーセラピー3資格取得講座」です。この講座は3つのカラーセラピー資格に対応した講座です。受講する事で初心者でも最終的に有資格者になることが可能です。

 

学習期間は最短2カ月と短く、自宅で好きな時間に学習できるため気軽に勉強ができます。質疑応答無制限など学習サポートがつくため、最後までつまづかずに修了できます。なお取得できる資格は以下の通りです。

 

  • 「カラーセラピー」 (日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)主催)
  • 「色彩インストラクター」(日本インストラクター技術協会(JIA)主催)
  • 「カラーアドバイザー」(日本デザインプランナー協会主催)

 

これら3つの資格を取得した方は色彩のプロフェッショナルとして認定されます。そのため自宅やカルチャースクールで色彩講座などを開講する事も可能です。講義活動によって副収入を得る目標も立てられます。諒設計アーキテクトラーニングの講座の詳細は以下の通りです。

 

講座名 カラーセラピー・スペシャル講座
受講料 79,800円(一括)

4,400円(20回分割)

※分割初回5,776円

期間 6カ月
受講資格 なし
提出課題 添削5回+卒業課題1回
取得資格 カラーセラピー

色彩インストラクター

カラーアドバイザー

 

公式サイト:https://www.designlearn.co.jp/colorcoordinatoraft/

 

スペシャル講座を受講した方は卒業時に卒業課題を提出することで、試験なしで3つの資格を同時取得できます。通常講座の場合は自分で試験を受ける必要があります。そのためよりスムーズに資格取得したい方にはスペシャル講座がおすすめです。