諒設計のカラーセラピー資格|ユーキャンとの違いと比較

諒設計アーキテクトラーニングのカラーセラピー資格以外にも、ユーキャンにもカラーセラピスト資格講座というものがあります。日本国内でも超有名なユーキャンのカラーセラピー資格講座はストレスケアに特化した内容になっているようです。色の知識を深めたい場合、どちらの講座から学んでも良いですが、同時に2資格取得できる諒設計アーキテクトラーニングの講座がおすすめです。

 

目次

カラーセラピストとは

カラーセラピストとは、色彩を使ってセラピーを行なうプロフェッショナルの事です。色彩には様々な効果があると言われています。例えば感情に働きかけることがあります。どんな部屋で時を過ごすか、どんな小物やアクセサリー、服を身につけるかによって、気持ちが高ぶったり、逆に落ち着いたりする事があります。

 

一例として青や緑は心を穏やかにしたりリラックスしてくれる効果があります。一方赤は情動的にならせたり、エネルギッシュな気持ちにしたりします。色そのものが物理的に私たちに働きかけるわけではありませんが、色から受ける印象によって気持ちが左右されます。

 

感情面だけでなく、色彩は潜在能力を高める効果もあると言われています。例えば黄色は頭を活性化して集中力を高めたり、判断力や想像力を高めやすいとされています。青にも集中力アップ効果が指摘されています。オレンジ色はコミュニケーション力を高めやすいともされています。このように色彩には無意識化で能力増強をサポートする不思議な作用があると考えられます。

 

カラーセラピーではクライアントの悩みやストレスの原因についてヒアリングなどを行ない、状況によって生活に取り入れるとよい色彩を提案したりします。例えば部屋に使う色をアドバイスしたり、身につけるもののカラーを勧めたりします。

 

カラーセラピーはまだまだ日本において知名度が高くはありませんが、今後色彩の持つ力が認識されるにつれ注目が集まる可能性があります。香りを使うアロマセラピーや動物を使うアニマルセラピーなどと同じく、五感に働きかけるセラピーとして色彩カウンセリングの需要が高まるかもしれません。

 

そのためデザイン学や空間心理学、メンタルヘルスなどに関心がある方は、カラーセラピー資格の取得を目指す事をおすすめします。ではカラーセラピー資格講座の例として、ユーキャンの資格講座と諒設計アーキテクトラーニングの講座を比較してみたいと思います。

 

ユーキャンのカラーセラピー資格

カラーセラピー資格講座の詳細

まずはユーキャンのカラーセラピー資格の詳細を見てみます。ユーキャンは通信資格講座サイトとして非常に有名ですが、カラーセラピー講座では、色に関する基本的な知識を学び、自分や身近な人にとって必要な心理ケアを行うためのテクニックを学びます

 

心の底にある感情を引き出したり、気持ちを表現する方法を色彩を通して学習します。さらに本講座の受講によって深層心理にアクセスするための会話や質問の仕方も理解できます。老若男女問わず、どなたでも挑戦する事ができる講座のため、気軽に受講すると良いでしょう。なお講座の概要は以下の通りです。

 

  • 受講料 税込38,000円(送料無料。分割払いも可能)
  • 受講期間 4ヶ月
  • 受験方法 在宅受験
  • 教材 メインテキスト2冊、カウンセリングスキルのためのDVD、88色の色彩交流カードと64色のカラーカード、実践ブック

 

公式サイト:https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/1449/

ユーキャンの講座で学べること

 

講座では、クライアントの心理状態を探って悩みを解決するための5つのカラーセラピーテクニックと、色彩を使ってメンタルケアを行なうための4つのカラーワークについて学習します。

 

具体的には、カードに書かれた質問を使って色をチョイスする「色彩フレーズ技法」、悩みなどを色で表す「色彩カード技法」、無意識の気持ちを抽出する「色彩コラージュ技法」、過去の悩みの原因を探る「色彩階層技法」、そして、未来に自分を置いて今の自分に色を贈って悩み解決の方法を探る「色彩ロールプレイ技法」です。

 

4つのカラーワークでは、五感を研ぎ澄ませる「色彩イメージワーク」、無心で色を使った作品に集中する事で開放的な気分を味わう「テーマコラージュワーク」、悩みを軽くする「色彩処方コラージュワーク」、そして、心のケアに良い色を眺めて深呼吸をする「色彩呼吸法」があります。

 

これらのテクニックやノウハウは、自分やクライアントがリラックスした気持ちになるために役立つものです。

ユーキャンの講座を受講する事でカウンセリングスキルが身につき、コミュニケーション力のアップが期待できます。また講座では色彩理論が取り上げられ、色の歴史や意味を学ぶ事ができます。そのためアートに興味がある方にもおすすめです。

 

色によるセルフ・ストレスケアに役立つ

ユーキャンの講座はセルフ・ストレスケアに役立つ情報が得られます。色の持つ意味やイメージ、作用を学べるため、ストレス解消に役立つインテリアやファッションをアレンジするのに役立ちます。日常の服やアクセサリーに使う色を少し変化させるだけで気持ちは変わるものです。

 

スマホのカバーを変えるだけでも明るい気分になったり、机の上のものを青や緑に変える事で気持ちが安らいだりします。最近はストレス社会とよく言われますが、色彩アレンジに詳しくなる事で毎日のストレスケアが可能になります。

 

自分だけではなく身近な人のメンタルケアに講座で学んだ内容を活かす事もできます。

家族や友人、恋人などでストレスを抱えている方がいる場合、「インテリアを○○色にすると良い」、「○○を基調にした服装を選んでみると良い」といったアドバイスができます。

 

どんな色彩が自分に似合うかは、意外に本人も知らないものです。これまで自分では決して服やグッズに選んでこなかった色もあることでしょう。しかし、色彩のプロからのアドバイスを受けることによって特定の色を生活に多くした結果、気持ちのコントロールがしやすくなるでしょう。本講座で学んだノウハウを身近な相手に対して活用する事で、メンタルケアをしてあげられます

 

諒設計アーキテクトラーニングのカラーセラピー資格

カラーセラピー資格講座の詳細

続いて諒設計アーキテクトラーニングの「カラーセラピー3資格取得講座」について見てみましょう。この講座は完全に初心者に対応した講座で、色について全く知らないという方でも受講していただける講座です。最短2カ月でカリキュラムを修了する事ができます。講座には専門スタッフによるサポートがつき、受講者は無制限に質問をして分からない事を解消する事ができます。講座の基本情報は以下の通りです。

 

  • 受講料 税込59,800円(通常講座)、79,800円(スペシャル講座) *分割払い可能
  • 受講期間 2カ月~6カ月
  • 資格取得方法 在宅受験で合格、または本講座のスペシャルコースを受講

 

公式サイト:https://www.designlearn.co.jp/colorcoordinatoraft/

 

色の基本からセラピーまで学べる

本講座では、色に関する幅広い知識を習得します。色の働きや見える利用など色の性質について、色が心理的にどんな効果を持つかについて、色の表現方法について、適切な色の配色や色彩ハーモニーについて学びます。さらに証明による色の演出や色温度、面積効果や時間効果による見え方の変化など、仕事に活かせる視点からも色を分析します。

 

受講者は色彩を使ってクライアントの深層心理を探ったり、色の持つ力を使って生活の問題を解決するアドバイスを行なうテクニックを身につけられるでしょう。

また色が重視される業界でのスキルアップのための情報も習得可能です。詳しいカリキュラムは公式サイトに記載されているため、そちらを参照してください。

 

3資格同時に取得できる

本講座の大きな特徴の一つは、カラーセラピーに関する資格が3つ同時に取得できることです。取得できる資格は、日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)主催の「カラーセラピー」と、日本デザインプランナー協会(JDP)主催の「カラーアドバイザー」と、日本インストラクター技術協会(JIA)主催の「色彩インストラクター」の3つです。

 

カラーセラピー資格は色の持つ生理的効果や心理的効果、そして、活用法に関して理解していることを証明するものです。

カラーアドバイザー資格は新しい資格ですが、有資格者は色の与える印象と特質、そして、的確なアドバイスをできる人として認定されます。

 

そして、色彩インストラクターは、HSV(HSB)カラーモデルや明度、彩度など色のエキスパートな知識を理解している方に与えられるものです。いずれの資格も、色のスペシャリストとして有資格者を認定するもので、取得した方はそのノウハウやスキルを活かして自宅やカルチャースクールで講師活動で働く事が可能になります。

 

またメンタルヘルスを必要とする介護・福祉施設や、カラーが重視される美容・インテリア業界においてもそのノウハウを活かす事が出来るでしょう。

 

色でできるメンタルコントロール

持ち物の色で気分を変えられる

メンタルコントロールをする手段は様々にありますが、色はとりわけ役立つ要素です。よく「人間の得る情報の7、8割は視覚情報」と言われますが、色はまさに視覚情報の中で最も大事な要素の一つです。人間の行動を大きく左右するといっても過言ではありません。

 

実際全てのものが白黒で見えるとしたら、生活は非常にそっけないものになってしまい、感情も希薄になることでしょう。この事を考えた場合、日常よく目にする持ち物やインテリアの色を工夫することがとても大事であることが分かります。ポジティブな効果を持つ色を普段の持ち物やインテリアに取りこむことで、生活を豊かにできます。では色彩を使った具体的なメンタルコントロールの例を見てみましょう。

 

作業場の色が集中力やストレスに影響する

色の中には集中力を高めてくれるものもあります。例えば冒頭で述べた通り黄色は頭を活性化する色と言われています。具体的には左脳を刺激して知性を高めてくれるものです。黄色が目立つ場所では記憶力や集中力が研ぎ澄まされやすいと言われています

 

作業場の周りを黄色くするのは難しいとしても、小物を取り入れることによって黄色の効果を演出できます。例えばデスクワークの方はペン立てやパソコンフレーム、ノート、マウスパッドなどの色に黄色を取り入れても良いでしょう。現場仕事の場合は服の色に黄色を取り入れたり、使うツールボックスに黄色を入れる事ができるかもしれません。

集中力と言う点では青も効果的です。長時間の作業では集中力が求められるため、青のグッズを取り入れても良いでしょう。

 

仕事場ではストレス緩和のための工夫をすることも大事です。人間関係はもちろん、仕事量や取引先とのコミュニケーションなど、何かとストレスがたまる場面が多くあります。そのため少しでもストレスを和らげるための色彩ケアをしてみると良いでしょう。この点オレンジ色が役立つかもしれません。

 

オレンジには不安軽減作用があります。また陽気で暖かい雰囲気を醸し出します。そのためコミュニケーションを改善したい場合に役立つ色と言えます。これらの色を取り入れてみると、多少なりともストレス緩和が図れるでしょう。

 

気分が落ち着く色を適度に取り入れよう

気分を落ち着かせたい方には緑がおすすめです。緑色は安らぎやリラックス感と関係があります。森林や草原など緑に囲まれた場所では自然とリラックスするものですが、緑にはこのように安心感を与える効果があります。職場や自宅に観葉植物を置くなどして、積極的に緑が見える空間を作ってみると良いでしょう。

 

セルフケアだけならユーキャンでもOK

色彩の持つ力は多くの方が想像するよりも大きなものです。今後色彩に関する研究がさらに進むにつれて、カラーセラピーの需要も大きくなる可能性が十分にあるでしょう。そのため今からカラーセラピーについて学んで資格を取得しておくことは良い事です。

 

本記事ではユーキャンの講座と諒設計アーキテクトラーニングの講座を取り上げました。どちらも良い講座ですが、もしカラーセラピーに関するノウハウやスキルを自分や身近な方のメンタルコントロールに使いたい場合は、ユーキャンの資格で十分です。ユーキャンの資格では色の持つ作用や力、それを活用するテクニックが学習できるため、毎日をより豊かに過ごすのに役立ちます。

 

仕事にも生かしたいなら諒設計アーキテクトラーニングのカラーセラピー資格

もしカラーセラピストとしてカラーノウハウを将来仕事に活かしたいという場合は、諒設計アーキテクトラーニングの講座をおすすめします。諒設計アーキテクトラーニングでは3つの資格を同時に取得可能だからです。日本では資格という肩書がやはり大きな力を持ちます。この点まとめて同時に3つの資格の有資格者になれるというポイントは大きいです。

 

どの資格もカラースペシャリストとして有資格者を認定するため、講師活動ができる立場に就きたいかたにはぴったりです。講師活動によって講師料を副収入として稼ぐ事も目標にできるでしょう。仮にカラーセラピーの講座を毎週1回8週間にわたって講義する場合(講義1回1時間、講義料1,000円の場合)、講師料は以下のようになります。

 

  • 生徒5人の場合 40,000円
  • 生徒10人の場合 80,000円

 

これだけでもかなりの収入になります。講師活動を重ねることによって、いずれカラーセラピー専門のヒーリングサロンを開業するという目標も立てられます。日本ではカラーセラピーはまだまだ知名度が高い職業ではありませんが、今後色彩の持つ力への関心が高まるにつれ、需要の高まりが期待できます。