うつ病、パニック障害、強迫性障害など精神的な症状を抱えている方に、カラーセラピーはとてもおすすめです。心のストレスや気持ちのゆらぎを色が落ち着かせてくれるかもしれないため、あなたの好きな色をカラーセラピー資格講座を通して習得できれば、ストレス管理も楽にできるようになるかもしれません。
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うつ病や心理ストレスは舐めてはいけない
スマホやネットの発達や、グローバル化が進み人間関係の複雑化が進む現代、多くの方が日常生活の中でストレスを感じ、その結果体調を崩しているケースが非常に増えています。
厚生労働省の調べでは、平成26年に医療機関を受療したうつ病・躁うつ病の総患者数は112万人となっており、受診できていない方やパニック障害、強迫性障害など精神的なストレスを起因とする他の病気も考慮すると、この数はさらに大きな数字となるでしょう。
また、そうした精神的なストレスを起因とする病気に対して、世間の理解や認知が進んでおらず、適切な治療が受けられなかったり、不当な扱いを受けている患者さんは非常に多くいると言われています。
そして、身近にいる人間がそのような症状に陥ってしまった際に、どのように対処をすればいいのか、どう接すればいいのかに悩み困惑している方も多くいます。 実際に、うつ病患者の話を聞くと、うつ病の際に受けるストレスは、自身の中で増幅され、小さなストレスにも非常に敏感になると言います。
うつ病になってしまった時には、無理に回復を目指したり、促したりしては逆効果となってしまうケースも多いため、極力無理に治療しようとせずに、日常のストレスからできるだけ距離をおき、精神的に安心できる環境に逃れて安定するまで時間をかけて回復を待つことが有効な手段とされています。
心を落ち着かせる色を見つけられる
うつ病と一口に言っても、その症状やうつ病をもたらす原因となるストレスは人それぞれ違います。例えば、パーティーや賑やかな場所に身を置くことで、自分の暗さやネガティブな感情との差がはっきりと現れ、その落差によってストレスを感じてしまう人もいます。
一方で、落ち着いた静かなところにいることで、頭の中で色々と考えてしまい、ネガティブな感情をどんどん助長させてしまうケースもあります。どのような環境がその人にとって悪い影響を与えるかはその人の症状や考え方次第で変わるものなのです。
うつ病の時には配色で少し落ち着くかも
そのような症状に陥った時には、できるだけストレスのない環境を見つけることが必要ですが、先述の通りストレスを受ける環境は人によって違うものです。その人にとって、何がストレスで何が心地よい環境なのか、ということを知る際に有効な手段として、カラーセラピーがあります。
カラーセラピーは、セラピーの中で選ぶ色の中から、精神状態を把握したり、心地よい色や、その人が何を求めているのか、という本人も気づいていない深層心理で求めているものにアプローチすることが期待できます。
部屋のカーテンやクッションの色を変えても良し
カラーセラピーで出た結果から、どのように色を取り入れていくかも重要なポイントです。その人の好きな色や心地いいと感じる色を把握できたとしても、それを身の回りに置いたり、普段目にすることができなければ、その効果は期待できません。
できるだけ普段から目につくような物や生活に近い場所で色を取り入れていくことが重要になるのです。 例えばカーテンなどは、比較的簡単に取り入れられ、また視覚の中でも占める割合の大きいものの一つです。普段生活している中で、カーテンを意識することは多くはないと思います。
しかし、部屋にいる間、カーテンが視界の中に一切入らないタイミングというのは多くないと思います。テレビを見ていても、本を読んでいても、掃除などをしている間であっても、目の端に入ってくる大きさですし、カーテンを遮るほど大きい家具もほとんどありません。
カーテンの他に、部屋の中でよく目につき、交換が簡単なものでいうとクッションがあります。最近では「人をダメにするソファー」と呼ばれる大き目のビーズクッションなどを使っている家庭も多いと思います。
また、クッションは普段座る場所のすぐそばにあるため、比較的接触時間も長く視覚に入る機会も非常に多いアイテムです。 また、クッションはカーテンに比べ、アイテムの値段が安く抑えられるので、その点でも非常に効果的なアイテムと言えるでしょう。
クッションであれば、一つ数が増えても、これまで使っていたものが無駄になることもないので、あまりお金をかけられないという人にはおすすめのアイテムです。
食器や調理器具の色を変えても良し
カーテンはクッションと家具について見てきましたが、他に色を取り入れるアイテムとしておすすめなのが食器です。 食器は一日三食と使う頻度も高いですし、コストを抑えて色を揃えることが比較的簡単なアイテムです。
また、うつ病に陥ると、食事を美味しく感じなくなってしまったり、食欲自体が湧かなくなってしまうという症状が出るケースもあります。そうした際に自分の好きな色や心地いい色を用いることで、食事自体が楽しくなったり、食欲の増進効果が期待できたりします。
食事関連でいうと、調理器具の色を変えるのもいいかもしれません。うつ病の際には、物事を順序立てて考えたり、複数の動作を同時並行して行うことが難しいと感じるケースが多くあります。
そのため、今まで料理をしてきた人が自炊をしなくなってしまい、コンビニやスーパーの惣菜ばかりに頼ってしまうことがあります。
そういう時には調理器具の色を変え、料理がしたくなる工夫をすることで、料理する機会を促したり、料理自体を楽しみとしてポジティブなエネルギーを得ることも効果的な方法です。
仲間や友達のカラーセラピーもできるかも
カラーセラピー資格を取得すれば、自分自身のストレスコントロールを行えるようになる他、身近な人や大切な人が苦しんでいる時も助けることができるかもしれません。また、友人や仲間とのコミュニケーションの一環として、カラーセラピーを用いることも有効です。
人は、他人のことがわからないんと同じくらい、自分自身についてもわからない生き物です。そんな自分自身の深層的な欲求についてカラーセラピーを通じて教えてくれる友人がいれば、信頼が生まれ、今まで以上に良好な関係を築けるようになるでしょう。
友達がうつ病になった時にどうする?
現在これほど多くのうつ病の人がいる一方で、うつ病の方とどのように接すればいいのか理解している人は非常に少ないのが現状です。また、精神的な症状のため、一概にこれが正解という治療法も定まっていないのも事実です。
身近な人が鬱になってしまった時、どのような行動が引き金となって友人を傷つけてしまうのかわからない状態で、苦しんでいる方も多くいますが、その解決の糸口としてカラーセラピーが役立つかもしれません。
例えば、友人にカラーセラピーを行い、友人の居心地のいい色を知って、着る服に気をつけたり、友人が身につけているアイテムのカラーから、今どのような精神状況なのかを把握することもできるようになるかもしれません。
うつ病の友達へのプレゼント・贈り物を選びやすいかも
例えばプレゼントをもらう際にも、うつ病の状態では、そのプレゼントが何を意味するのか、プレゼントを送った人がどういう意図なのか、ということを敏感に感じ取り考えてしまう傾向があります。
そういった時に、何をプレゼントとして選ぶのか、そのプレゼントがどういった効果を与えられるかを理解することで、傷つける可能性も減りますし、さらにはプレゼント以上の効果が期待できるかもしれません。
また、好きな色が表すイメージに近いプレゼントを選ぶのも効果的です。例えば、安定した静かな、といったことを意味する色が好きな人には、スノードームや自然系の映像や音楽、明るい、賑やかなという意味の色を好む人には、イベントのチケットなどを贈ってあげるのが効果的かもしれません。
やってはいけないことを避けて友達を助けられそう
また、うつ病になってしまった友人の嫌いな色や、不快感や不安を増長させてしまうような色を知っていれば、その友人と会う時に着る服や身につけるアイテムにまで気を使えるようになりますし、複数人で会う際には、それを集まる人に伝えておくことで、よりストレスを回避して心地よい空間を提供できる可能性が上がります。
うつ病予防のためにできるカラーセラピー
これまでうつ病になってしまったケースを見てきましたが、うつ病になる手前で症状の悪化を抑えることもカラーセラピーで期待できます。カラーセラピーは表面的な振る舞いや考え方からだけではなく、色を糸口に深層心理を引き出すことができます。
また、身につけるアイテムの色から、無意識のうちに悲観的だったりネガティブな感情が生まれていることに気づき、早めの段階でのストレスコントロールをするきっかけとなります。
メンタルが弱い方のメンタル強化にも
カラーセラピーを行うことで、自分に自信を持つことの助けにもなります。自分に自信がある人というのは案外少ないものです。多くの人が、周りの人間と自分を比べて劣っている点をコンプレックスと感じたり、萎縮して消極的になってしまったりします。
それも、身につけるアイテムや色を意識的に変えることで自信をつける手助けができたり、自信があるように相手に見せる効果が期待できたりします。
この手法は、外資系のコンサル会社などでも取り入れられており、誠実で論理的な印象を与えたい場面では青色のネクタイを、情熱的で自身に溢れた自分を演出したい時には赤いネクタイを着用するなど、色の力を用いたコーディネートを自信に繋げています。
うつ病再発させないための工夫もできる
また、うつ病から一度回復した方でも、再びうつ病が発生してしまうケースもあります。それを防ぐために、選ぶ色や好む色が変わってきた時に、敏感にシグナルに気づいてあげられるかもしれません。
一般的に、気分が落ち込んでいる人は、カラフルな色合いよりもモノクロや暗めの色を好む傾向があります。そういう時に、例えば神経を興奮させ、うつや精神の衰弱に効果のある黄色いものを身につけさせたり、プレゼントすることで再発を防ぐなどの工夫ができます。
ネガティブな気持ちにならないように
ネガティブになりやすい色、ポジティブな気持ちにさせてくれるものも、人によって様々ですがそれもカラーセラピーを行いどの色が効果的なのかがわかれば、ネガティブな気持ちにさせないことも可能でしょう。
カラーセラピー資格の知識で自分の心を守れるかも
カラーセラピーを用いれば、自分自身の無意識下での鬱のサインに気づくこともできるかも知れません。なんだか暗い色のアイテムが増えてきたな、という時に自分自身の心の声に耳を傾けてみる時間を作ったり、リフレッシュしに行くなどもできます。不快な色を取り除いてストレスを減らすこともできるでしょう。
また、友人がうつ病に陥った時に、知らずしらずのうちに相手が不快になる色のアイテムを選んでしまい、友人の症状が悪化してしまうなど、自分の行動が人を傷つけ、その結果自分自身が傷つくことも十分考えられます。そうした無意識であったとしても不幸な事態が起きることを防ぐことがカラーセラピーを学んでいればできるかもしれません。
まずは諒設計アーキテクトラーニングの資料請求から
ネガティブな感情を抑え、ストレスをより少なくする必要がある現在、カラーセラピー資格は今まで以上に需要が大きくなることでしょう。
少しでも身の回りの人の役に立ちたい、助けたい人がいる、または自分の心の弱さに気づいているが、うまくコントロールすることができない、という方は一つのアプローチ方法としてカラーセラピー資格を学んでみるのも手かもしれません。
また、通信講座のため自分のペースでカラーセラピーについて学んで行くことができます。少しでも興味が湧いた方は、一度無料で資料請求をしてみてはいかがでしょうか。