インターネット上のウェブサイトやスマホアプリ、ブラウザツールなどでも色の選択は非常に大切です。ブランドイメージや操作性にも影響があるため、カラーセラピーを理解して配色を決められれば、サービス拡大やアプリDL数の向上も大いに期待できます。
目次
ウェブデザインは色・デザインが重要

普段WEBサイトを見ているさいに、無意識ながら「なんだかこのサイトは見づらいな」、「このサイトではなぜだか言いたいことがすんなりと入ってくるな」「なんだか見ていてほっこりとした気持ちになるな」と感じたことはないでしょうか。
WEBサイトを作っている方以外は、そこまで気にすることもなく多くのWEBサイトを見ているかと思います。しかし、その何気なく見ているWEBサイトの「見やすさ」や「受ける印象」が緻密に考えられたものだとしたらいかがでしょうか。
WEBデザインを考えているWEBデザイナーたちは、日々いかにユーザーに見てもらいやすいデザインにするか、いかに伝えたいことが伝わりやすいデザインにするか、誰が見てくれるのか、などを常に考えながらWEBデザインを行なっています。
WEBサイトを作る際には、この商品を買ってほしい、会社にこういうイメージを持ってほしい、自分に対してこういうイメージを持ってほしい、とそれぞれ目的を持って作られています。
WEBデザインの3大要素
その目的を達成するためにWEBデザイナーは日々より良いデザインにするにはどうすれば良いかと考え格闘しているわけです。そんなWEBデザイナー達が、Webデザインを考える際に大切にしているポイントはどういったことでしょうか。
これはデザイナーにより様々ではあり一概には言えないのですが、よく言われるのは大きく分けて三つ、「余白」「フォント」「配色」と言われています。
余白
「余白」はテキストを読ませる際に、どれだけ文字との間を空けるか、例えばこのサイトであれば画面のどのくらいの割合を文字に占めさせるのか、文字と文字の感覚はどれくらいが見やすいのか、画像を配置する際にどのくらいの大きさで設置するのか、などを考えて作られています。
フォント
「フォント」は、文字自体の形であったり、文字の大きさなどになります。見出しもなく、だらだらと続く文章は非常に読みづらいですし、会話文がイタリック体になっている小説なども、読み手にとって読みやすく、伝えたいことが伝わりやすいようにする大きな要素の一つです。
配色
「配色」は、WEBサイトの第一印象ともなる非常に大切な要素です。WEBサイトに訪問した人に対して、そのサイトの方向性や雰囲気を伝えることができます。なのでこの配色を間違ってしまうと、サイトの目的は達成されない可能性が高くなってしまいます。
例えば、保険会社のHPが黒くてドロドロとした配色では、そこで保険を購入しようとはしませんし、廃墟の紹介をしていて廃墟の写真を集めているサイトの背景が鮮やかなピンクでは写真の良さが目立ちません。
主にWEBサイトの「配色」を決める際には3つの色を決めるのが基本となります。
それが「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」です。「ベースカラー」は背景など、サイトの基盤となる部分の色で配色の大きな割合を占めます。「メインカラー」はサイトのメインとなる色で、サイトの印象を左右する色になります。
会社のHPなどではコーポレートカラーを使うことが多くあります。「アクセントカラー」は全体を引き締める色で、ポイントで目立たせたい部分などに使用します。
そして、この三つの基本的なカラーには、「75:25:5」の法則というものがあり、この割合で使うと綺麗で見やすいという印象を与えることができると言われています。その配色を決めるのがWEBデザイナーの大きな仕事になり、WEBサイトがユーザーに与える印象となります。
ユーザーの心を考えたデザインにカラーセラピー資格が役立つ

ここまで見てきたように、「配色」のデザインに対する影響はかなり大きく、ユーザーの印象を方向付ける非常に大切な要素ということがわかりました。では、この配色についてはどのように選べばいいのでしょうか。
ユーザーが快適に感じる色合いを見つけて
一つ目に、ユーザーの快適に感じる色合いを見つけることが重要になります。快適に感じる色合いというのは、配色から受ける印象や、生体反応のことです。人は、無意識のうちに、色から与えられる印象にお大きく左右される生き物です。
そして、その色によって、無意識のうちに生体反応が発生し不快になってしまったり、快適に感じたりすることがわかっています。 例えば壁紙が真っ赤な部屋で勉強するグループと、壁紙が青い部屋で勉強するグループとでは、集中できる度合いが違います。
これは、赤い壁紙によってアドレナリンが発生し、脳が興奮状態になってしまう為と言われておりますが、そうした生体反応を人間は無意識のうちに受けているのです。
年齢に関わらず見やすいデザインにする
2つ目は、年齢にかかわらず見やすいデザインにすることです。本来デザインを決める際には、ターゲットを定めて性別や年代に合わせたデザインにする必要があります。高校生が好むデザインと高齢者が好むデザインは必然的に変わってくる為です。
しかし、WEBサイトを見ている際に、文字が読みやすい、どこが重要か一目でわかる、商品の印象が伝わる、など、ユーザーがWEBサイトを快適に見られるかどうかというのは、年齢にかかわらず共通しています。
例えば、青色の背景のWEBサイトで記載する文字に、同系色の明度の大きく変わらない水色を使用すると、背景に隠れてしまい非常に見づらいWEBサイトとなります。
また、同系色ではないですが、明度の高いピンクの背景に、明度の高い黄緑色の文字を並べると目がチカチカしてしまい、文章を読み進めることが苦痛となります。 このように、WEBサイトの配色を決める際には、ユーザーがコンテンツを快適に見られるような色合いを設定する必要があります。
操作しやすい客観的なデザインに
三つ目は、操作のしやすさです。デザインがいくら凝っていたとしても、操作がしづらくてはユーザーは喜びません。操作のしやすさを考慮したデザインを作っていく必要があります。
例えば、ブログなどで、「次の記事に進む」というボタンが、ブログ記事の文章と全く同じ色で同じサイズで並んでいれば、ユーザーはボタンに気づかず次のページを探せない可能性があります。
このように、ユーザーが目的を達成する為に、いかに操作性がしやすいか、初見でWEBサイトを見た人でも動線がわかりやすいか、ということも色の使い方次第で変わりますし、デザインを決める上で非常に重要なファクターの一つとなります。
カラーセラピー資格があれば安心
このように、WEBデザインを考える際には色合いや配色について、考えなければならないことが非常に多くあります。そうしたWEBサイトの印象を左右する色を選ぶことは、簡単ではありません。
その点、カラーセラピー資格があれば、デザインからユーザーに与えたい印象の操作や、目的を達成する為のアプローチに色の選択を使えるようになる為、非常に重宝されるスキルを得られる可能性があります。
女性向けのウェブデザインとは?

ピンク色や水色がちょうどいい
女性向けのサイトを作る際に、最もポピュラーで幅広い女性に受け入れられるWEBデザインは、ピンク色や水色をベースとしたWEBデザインです。確かに女性向けの通販サイトや情報メディアサイトでもよく使われいる色合いです。
ピンク色の意図と使われ方
では、ピンクや水色の配色は、どういう意図で使われているのでしょうか。それぞれの色の効果や受ける印象を見ながら紐解いていきましょう。 愛や女性を象徴する色「ピンク」 ピンクは、女性性や恋愛、思いやり、幸せなどを想起させる色です。
現在幸せを感じている、恋愛をしている際のときめきを感じている、もしくはそういった状態になることを望んでいる時に好きになる色です。また、他人に愛されたい、と思った際にも好きになる傾向があります。
れによって気分の上昇や心の張りを与える効果もあるとされています。
このような効果が期待できる為、恋愛メディアや、結婚式場のWEBサイト、産婦人科のWEBサイトや、ファミリーの主婦向けのWEBサイトなどに相性のいい色と言えるでしょう。 また、ピンクは甘さをイメージさせる色でもあります。
人間的な甘えや依存、ということも想起させますし、味覚的な甘さを喚起させる効果もあります。その為、スイーツショップのWEBサイトやお菓子メーカーのサイトなどで多用される傾向があります。反対に、ダイエットをテーマとしたWEBサイトなどには向かないデザインカラーでもあります。
水色の意図と使われ方
自由や清潔感を象徴する「水色」 水色は、広い海や、広い空などを想起させる色です。空や海などの開放感があり、透き通った印象から、自分自身を開放し、自己表現をしたり、自由な発想で物事を考えたい、自然なコミュニケーションをとりたいという人が好む色です。
また、その状態に憧れがある、開放的になりたい、という方も好きになる色です。
イライラしていたり怒りっぽくなっている人が取り入れると、スッと心が落ち着く、リラックスし冷静になれるといった効果もあるとされています。
そのため、不安や心配を抱えている人に向けたサイトなどで使われることが多く、クリニックや相談所、就職・転職系のWEBサイトなどに相性がいい配色と言えるでしょう。 また、水色を取り入れると、優しくて穏やかなイメージや爽やかさをアピールできます。
そのため、人前に出る仕事のアナウンサーや俳優、また民事系の弁護士や相談所のサイトなどにも向いている色となります。ただ、厳格さが求められたり、イメージさせたい場面では、軽すぎる、自由奔放というイメージが着いてしまうため向かない配色でもあります。
エメラルド色やベージュ色も人気
エメラルドやベージュも女性には人気の色になります。これらの色はナチュラルで自然な落ち着いたイメージを持たせるのに効果的で、オーガニックな食材をアピールしたい、落ち着いた家具を取り扱うなどのショップサイトで多く使われている配色になります。
砂漠におけるオアシスや、森などのリラックスをイメージさせ、ナチュラルに生活をしたい、調和して落ち着いた生活を営みたいという人に好まれる色です。
エメラルドの視覚効果としては、落ち着きや安定を産む効果があり、集団をまとめる、コミュニティを形成する、争いを沈静化するなどの効果が見込まれます。そのため、多くの人間が集まるクラブ活動や地域コミュニティのWEBサイトなどに相性がいい色と言えるでしょう。
落ち着いて見せたい、人を包み込む優しさや安心感を出したいという人が求める色になります。
こちらはオーガニックな食材や、素材にこだわったファッションブランド、安心感をうむインテリアショップなどで相性のいい色となっています。
シンプルデザインも人気がある
シンプルなデザインも女性には人気のある色です。こちらは、強い色を使うわけではないですが、全体に統一感を持たせ、すっきりとした印象を与えることができます。特に、白は浄化や光をイメージさせるため、明瞭に考えたい、無駄をなくしたい、シンプルに生きたいといった欲求を叶える効果があります。
男性向けのウェブデザインとは?
黒色や茶色が男性に好まれる
黒や茶色は、男性的で厳格なイメージを想起させる色です。車や時計などの高級アイテムのWEBサイトなどでよく見る色です。
光が当たっていない、何にも馴染まない、といったイメージから、自分自身の確固たる強い信念の現れであったり、見えないものに対する好奇心や冒険心を掻き立てる色になります。
視覚効果として、厳粛なイメージを持たせたり、論理的なイメージを持たせる効果があるため、スーツや正装に用いられますし、ビジネスや法律などの場面で多用される色になります。そのため、間違いの許されない職種のWEBサイトや論理性を求められるコンサルティング会社のWEBサイトなどと相性のいい色と言えるでしょう。
何年も続く重厚さから伝統や安定感のイメージにも繋がる色で、安心感を与えたり揺るがなさを印象付けたい人が好む色となります。
視覚効果も重厚さや安定感を産むため、伝統のある教育機関(大学など)や国の機関、また長期間使用する商材を用いたハウスメーカーや不動産などのWEBサイトに相性のいい色と言えます。
木目調のデザインも人気が高い
先述の「茶色」の効果でも述べましたが、この系統の色は安定感や重厚感を想起させる効果があります。その中でも、木目調のデザインは、より温かみや自然さ、気取らなさ、といったイメージを与える効果があります。そのため、喫茶店や本屋などの落ち着いた空間で過ごすイメージを持たせたいWEBサイトなどで多く使用されるデザインです。
カクカクしたデザインが好まれる
男性は境界のはっきりとしたカクカクとしたデザインを好む傾向があります。これは、曖昧さを許さない、正解を突き詰める、物事の真理を見つける、といった男性的欲求から生まれるものです。
角がはっきりとして線が明確なデザインや、文字色と背景色のメイドがはっきりと分かれているデザインが好まれる傾向にあります。反対に、調和や協調を求める女性は丸みを帯びたデザインや、境界のはっきりとしすぎない柔らかいセピア色やパステルカラーなどを好む傾向があります。
カラーセラピー資格でウェブデザインの仕事も成功しやすい
色にはその色が与える印象やイメージ、視覚効果があり、それを意図的に利用することでデザインの目的を達成できるようになります。このようにWEBデザインを考える上で、色からのアプローチをするには、色についての知識と理解が求められます。
スマホアプリ制作でもカラーセラピー資格が役立つ
同じように、近年はWEBサイトだけではなくスマートフォンのアプリも需要が大変伸びております。機能面もさることながら、そのアプリの使いやすさやデザインがDL数にも大きな影響を与えることがわかっています。
普段使うスマホアプリだからこそ、カラーセラピーの知識を使ったデザインがより一層求められる状況になっています。